映画『クー！キン・ザ・ザ』予告編

ロシア・カルトSF「キン・ザ・ザ」監督自らアニメで再構築

ゲオルギー・ダネリヤ監督作品・究極のカルト映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』の“新解釈”アニメ版『クー！キン・ザ・ザ』は2021年5月14日公開。実写版と比べても楽しい予告編が完成!!あの釣鐘形宇宙船や「クー」がアニメならではの映像でお披露目！

1989年、2001年、2016年と三度劇場公開され、「クー！」という意味不明な言葉でカルトSF映画の傑作として世界中で多くのファンを生んだ、実写版『不思議惑星キン・ザ・ザ』をゲオルギー・ダネリヤ監督自ら、アニメ化したのが本作だ。

社会主義体制の真っ只中で制作された実写版を、レトロ感溢れながらSFタッチの未来を感じさせるアニメで再構築した。“キン・ザ・ザ”界を象徴する釣鐘型宇宙船の浮遊感は、ゲオルギー監督が実写版では再現できなかったアニメならではの珍妙なリアルさを描き出している。

実写版は当時のソ連の政治体制を皮肉めいた視点で描いたと評されたが、『クー！キン・ザ・ザ』は、大きな変革の波にあった現代のロシアを戯画化して風刺する。ゲオルギー・ダネリヤ監督は本作の完成後、2019年に88歳で逝去し、遺作となった。

この度、予告編が解禁！

「キン・ザ・ザ」と言えばこの言葉！「クー」から始まり、実写版の象徴とも言える釣鐘形宇宙船も3Dグラフィックスを交えて独特の浮遊感で登場し、実写版の音楽も担当したギア・カンチェリのサウンドトラックが鳴り響く予告編となっている。

世界中の映画ファンが熱狂した実写版『不思議惑星キン・ザ・ザ』を、ロシア・アニメの伝統を継承したようなアニメならではのキッチュなキャラクターに置き換え、実写版以上にシュールさが加速している。
『クー！キン・ザ・ザ』は2021年5月14日公開

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