アカデミー賞ノミネート!83歳の新人スパイの仕事は老人ホームへの潜入だった!
2021年度アカデミー賞 長編ドキュメンタリー賞ノミネート!80~90歳のスパイ募集!?人生初スパイの仕事は、老人ホームへの潜入だった!実際の新聞広告から生まれた、笑って泣けるドキュメンタリー『83歳のやさしいスパイ』は7月公開。
本作は、80〜90歳のスパイを募集する不思議な求人に応募した83歳の男性セルヒオが、老人ホームに潜入し、調査を行う過程を捉えたドキュメンタリー。初スパイの仕事に張り切る心優しいセルヒオがいつしか悩み多き入居者たちの良き相談相手となっていく様子を、ユーモアたっぷりに映し出すと同時に、家族と離れて暮らす入居者たちが漏らす本心から、現代の介護施設の在り方を問う作品となっています。
解禁となった予告編は、求人に応募したセルヒオが私立探偵のロムロと面接をしている映像から始まる。
スパイに採用され、潜入捜査の説明を受けるが、スマートフォンを使って音声メッセージを送ることもままならず、ロムロを不安にさせる。老人ホームへの潜入が始まるも、似ている顔の入居者たちの中で、ターゲットとなる依頼人の母親が特定できなかったり、純粋に施設内でのパーティーを楽しんでしまいロムロに叱られたりと、慣れない環境で奮闘する姿がコミカルに映し出される。一方で、面会者が訪れず孤独を感じる入居者に「泣きたければ泣いていいんですよ」と声を掛ける優しい一面も捉えており、チャーミングで思いやりのあるセルヒオの人柄がよく分かる予告編となっている。
かつて私立探偵の助手として働いた経験のあるマイテ・アルベルディ監督は、ホームの許可を得てセルヒオがスパイであるとは明かさずに3か月間撮影。「鑑賞後に、親や祖父母に連絡したいと思ってもらえたら」と語っている。コロナウイルスの流行による老人ホームでの面会制限や介護うつなど、日本でも介護施設の在り方や高齢の家族との向き合い方が問われる今、人と人とのつながりにおいて本当に大切なことを教えてくれる、じんわりと泣けて心温まるドラマタッチのドキュメンタリーとなっている。
『83歳のやさしいスパイ』は7月公開
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