「身の毛がよだつ」カルト的人気を誇る怪奇ミステリー「夢幻紳士」連載40周年記念で初の実写化!

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クラウドファンディングで資金調達、予告編がついに公開!

1981年に雑誌「マンガ少年」で連載が開始した「夢幻紳士」は、カルト的な人気を誇る高橋葉介の人気シリーズ。昭和初期の帝都東京を舞台に、探偵・夢幻魔実也が事件を解決する一話完結の怪奇ミステリーだ。雑誌の休刊や廃刊などの諸事情で休載や再開を繰り返し、その都度設定も変更されながらも今日まで「ハヤカワミステリマガジン」などで掲載され続け、今回、連載40周年にして初の実写映画化を果たし、この度、予告編が公開された。

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監督を務めたのは、国内外の様々な映画祭に参加する海上ミサコ。13歳の時に読んだ原作に衝撃を受け、その衝撃を基にこれまで企画を温め続け、クラウドファンディングで資金の一部を募り、ようやく念願の映画化までにこぎつけたという。

かつて、林海象監督企画のネットシネマ『探偵事務所5』セカンドシーズンに監督として参加したという海上。その手腕に注目だ。

予告では、本作のベースとなった「人形地獄」より、木箱の中でまるで人形のように静止する少女・那由子の心の中を覗き、助け出そうと奔走する探偵・夢幻魔実也の姿が描かれた。

本作について、各著名人たちがコメントを発表。

加藤雅也(俳優):
「林海象監督の『夢見るように眠りたい』を思い出した。世界観がとても好きだ。こういう世界観の作品を作り続けてほしい」

いしかわじゅん(漫画家・小説家):
「夢から醒めたくない」

犬童一心(映画監督):
「いつしか夢とうつつの往復に惑わされ、陶然と映画の世界に立っている。古く、美味い酒に目を閉じたような時間が心地よい。それはかつて夢中になった高橋葉介の世界だった」

上西雄大(俳優・脚本家・監督):
「この世界観の構築力に心躍りました。予想はすべて外された表現にまるで迷子の如くこの作品に閉じ込められました。海上監督 貴方の心はまるで異国の知らない街に咲く花のようだ」

井土紀州(脚本家・映画監督):
「人間を人形にしてしまいたい、という倒錯した欲望。この映画を貫くモチーフは、俳優を人形のように操りたいという“演出”のヤバさを思い起こさせ、ぞっとさせる」

四方田犬彦(映画誌・比較文学研究):
「魂を奪う。魂をのぞき込む。これは身の毛もよだつ物語である。サンドイッチというのはキュウリ一本でも、ハム一枚でもできるものだが、ものすごく具沢山のサンドイッチを食べたという感じになった。夢幻紳士は半分、ブラックジャックみたいで面白い」

内藤誠(映画監督):
「昭和初期の時代色のある美術の趣味がよく、人形の怖さも出ていました。スタッフとキャストの手作りの一体感がありました」

[ストーリー]
昭和初期の日本。探偵・夢幻魔実也(皆木正純)は、他人の心を視たり、他人に自由に夢を見せることができる。ある夏の終わり、魔実也は道端で聞いた不思議な声に誘われ、木箱から発見された少女・三島那由子(横尾かな)に会いに行く。山奥の診療所で那由子に会うと、彼女は反応がなく、まるで人形のようだった。那由子の母ミツ(井上貴子)によると、奉公に出たまま数か月間行方不明だったという。魔実也が彼女の心の中を視ると、那由子は、奉公先の女主人・雛子(岡優美子)によって、自らを人形と思い込む暗示をかけられていた。那由子を助ける決意を固めた魔実也は、雛子一味を追い詰め、自ら嫌悪する暗示で雛子を人形にするが……。

『夢幻紳士 人形地獄』は5月22日より公開。

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