全財産313円! ”完全に貧困層”の彼がウーバーイーツ配達員をして見たものとは?

#Uber Eats#ドキュメンタリー映画#東京自転車節#自転車配達員#青柳拓監督

コロナ禍の東京を舞台に、監督自ら撮影したリアルドキュメンタリー!

監督自らが自転車配達員として駆け巡った街、出会った人たち。働くということとは? あたらしい日常を生きるとは? リアルな体験と視点から“お届け”するドキュメンタリー映画『東京自転車節』の予告編が解禁された。

2020年東京。地元・山梨での仕事がなくなった青柳拓監督は、右も左もわからず上京し、自転車配達を始める。日々手探りの中、緊急事態宣言下で徐々に見えてきたのは、コロナ禍であぶり出された現代日本の本当の問題だった――。

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漕げや、稼げや、生き行けや。“焼け野原”の東京を駆け巡る!

全編スマートフォンとGoProで撮影された本作は、さながら自身が自転車配達員になったかのような疾走感と躍動感を感じる映像で、観客は共にコロナ禍の東京を駆け巡る。

デビュー作『ひいくんのあるく町』にて、自身が生まれ育った町を愛情込めて描いた青柳拓督が次に撮ったのは、コロナ禍で見たこともない風景が広がった東京。自転車配達員の視点から見えてくるのは、ゆとり世代といわれる自分自身と、日常が続きながらも何かが欠けた“焼け野原”の東京、そして現代を取り巻く得も言われぬどん詰まり感とそこを突破せんとする活力。勢いだけではない現代への批評性も兼ね備えた、血沸き肉躍る快作が誕生した。

なお、青柳拓監督は、2021年のいま現在も自転車配達員を継続中。依然としてコロナ禍に揺れ、国政や都政に振り回される東京の街を駆け巡り、最前線でつぶさに目撃・記録し続けている。その様子は、監督個人のSNSや Youtube チャンネルで発信されているので、是非ご注目いただきたい。

青柳拓は1993年生まれ。山梨県出身で日本映画大学を経て様々な監督の下で現場経験を積んだ後、アーティストグループ「ヒスロム」の仙台、ポーランドの展覧会にメイキング撮影として参加。2020年短編『井戸ヲ、ホル。』を監督。2021年1月、美術手帖の特集「ニューカマー・アーティスト100」にて、2020年代を切り開くニューカマー・アーティストの一人として選出された、今後の活躍を期待される新進気鋭監督だ。

『東京自転車節』は6月下旬よりポレポレ東中野ほか全国順次公開。