製作20周年を前にリバイバル上映! 期待を裏切るマジカルな面白さ!
フランス映画として初めてアカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされ、高畑勲監督も絶賛した伝説のフランス・アニメーション『ベルヴィル・ランデブー』(2002年)。数々の賞を受賞した不朽の名作が、製作から20周年を前に、2021年7月9日よりリバイバル上映される。このたび、シルヴァン・ショメ監督のコメント映像が到着した。
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おばあちゃんと幸せに暮らす孫のシャンピオン。内気な少年が情熱を傾ける自転車レースのためにふたりは特訓を重ね、遂にツール・ド・フランスに出場する。しかし、そこで事件は起きる。マフィアに誘拐された孫を追って、愛犬ブルーノとともにシャンピオン奪還のための大冒険が始まる。協力してくれるのは伝説の三つ子ミュージシャンの老婆たち。腕力では敵わないが、人生経験と知恵、そしてユーモアと愛で数々の難局を乗りきっていく。
バンド・デシネ作家出身の監督が構築する、遊び心にあふれた仕掛けとユーモア満載の独特の映像からいつの間にか目が離せなくなり、デフォルメされたキャラクターが織りなす不思議な物語は、予想を心地よく裏切って展開し、人々をたちまち魅了する。
さらに、アカデミー賞歌曲賞にノミネートされたジャズの主題歌など小気味よい音楽が、見る者を映画の中に深く引き込んでいく。 ジャンゴ・ラインハルトやジャック・タチ、チャールズ・チャップリンなど監督の少年時代のヒーローたちにオマージュが捧げられた、個性的な長編アニメの傑作だ。
2002年の感動を今の世代に届けたい。監督の熱い思い
本作が長編デビューだったシルヴァン・ショメ監督は、日本の観客に向けて「20年前に公開した作品を、新しい世代の方々にお届けできて本当に嬉しいです」と、久しぶりに映画館のスクリーンで上映される喜びを語っている。また、「皆さんに気に入ってもらって、若きアニメーターたちの刺激になればと思います。皆さんは高畑勲監督や宮崎駿監督から影響を受けていると思います。本作では違った文化のアニメを見ることができます」と本作をアピール。最後に「どうぞこの作品を愛して、その世界に浸って楽しんでください」とコメントを締めくくっている。
5869日ぶりとなる今回のリバイバル上映は、 5.1chサラウンドで上映される。アカデミー賞歌曲賞にノミネートされたジャズの主題歌などお洒落な音楽をぜひ劇場で体感したい。
『ベルヴィル・ランデブー』は2021年7月9日より順次公開。
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