法学部教授は妻を殺害したのか? 3人の子を残し失踪した女性めぐる未解決事件、二重の歪みとは……

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実在の未解決事件の真相に迫る法廷サスペンス!250時間もの通話記録の真実とは

フランスで実際に起こった不可解な“ヴィギエ事件”。未解決となっているこの事件を基にした映画『私は確信する』のDVDが、8月4日に発売される。本作は本国フランスで公開されるや口コミで広がり、40万人を動員する大ヒットを記録した。発売にあたり、予告編を紹介する。

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“ヴィギエ事件”はフランス南西部トゥールーズにて2000年2月27日に起こった事件。ある冬の日、3人の子どもを残して、スザンヌが忽然と姿を消してしまう。夫である法学部教授のジャックに殺人容疑がかけられるが、スザンヌの遺体は見つからず、明確な動機や決め手となる証拠も無かったことから、ジャックは釈放される。

しかし、メディアはヒッチコック狂でもあった夫のジャックに嫌疑をかけ続け、報道は過熱。そして翌年、再び殺人罪を問う裁判が行われることになる。ジャックの娘の知人ノラは、彼の無実を確信し、それを証明する為に腕利きの弁護士デュポン=モレッティにジャックの弁護を懇願するのだが……。

監督・脚本・脚色・原案をつとめたのはアントワーヌ・ランボー。コメディエンヌとしても人気の高い実力派女優マリーナ・フォイスが主人公のノラ演じ、実在の弁護士デュポン=モレッティには、ダルデンヌ兄弟の『息子のまなざし』で知られるオリヴィエ・グルメが扮している。

予告編はスザンヌの失踪から始まり、続いて夫・ジャックの冤罪を信じる主人公ノラが夫・ジャックの冤罪を信じ、モレッティ弁護士に弁護を依頼する様子が映し出される。引き受けたモレッティは250時間の膨大な電話の通話記録を手に入れ、ノラと共に調べていくことに。通話記録の内容は新たな真実と疑惑を呼びつつ、場面は法廷へと移り、次々と証人が登場する。刑事、ベビーシッター、愛人たちの食い違う証言。果たして事件の真相とは……。波乱を予感させる予告編となっている。

冤罪か、有罪か。真実がひそむという二重の歪みとは何か。物議を醸した未解決事件を再現した本作の結末を確かめてみたい。