ノルウェー最大の罪、実話をもとにした『ホロコーストの罪人』予告編解禁
ユダヤ人家族の悲劇と運命を描くとともに、ホロコーストにノルウェー秘密国家警察が加担していたノルウェー最大の罪を描いた衝撃の実話『ホロコーストの罪人』が2021年8月27日より公開される。 本作より予告編が解禁された。メガホンをとったのは『HARAJUKU』で国内外で高い評価を得たエイリーク・スヴェンソン。出演は『獣は月夜に夢を見る』のヤーコブ・オフテブロ、『ソフィーの世界』のシルエ・ストルスティン、『ミレニアム』シリーズのミカリス・コウトソグイアナキスほか。
・12万人を救った実話を映画化! 目を背けたくなる過酷な収容所の実態
公開された映像では、銃を発射し「寝ろ」と叫ぶ軍人の衝撃のシーンから始まる。ユダヤ人一家のブラウデ家のもとに、ユダヤ人の調査票が届き「違う、俺は ノルウェー人だ。ユダヤ人なんて迷惑だ」と主張するチャールズに、凄まじい顔で平手打ちをする父親。そして、証明書にユダヤ人を表すJのスタンプを押されてしまう。 秘密国家警察副本部長のクヌートは“ユダヤ人を全員追放しろ”と命じられたことにより、ユダヤ人は次々と逮捕され、ブラウデ家も父親と3人の息子が捉えられ、ベルグ収容所に送られてしまった。絶望に打ちひしがれる母サラとチャールズの妻ラグンヒル。収容所では、厳しい監視下のもと「歴史がお前たちをこの収容所に呼んだ」と虐げられ、強制労働をさせられていた。ノルウェーの政府、警察、市民に家族は引き裂かれてしまった。
ホロコーストに加担したノルウェーの罪とは?
平凡なユダヤ人家族の悲劇的な運命に言葉を失う
ユダヤ人一家のブラウデ家はボクサーの息子チャールズが結婚し、幸せな日々を送っていた。だが、ナチス・ドイツがノルウェーに侵攻し状況は一変。身分証明書にユダヤ人の印のスタンプが押され、チャールズら男性はベルグ収容所へと連れて行かれ、厳しい監視のもと強制労働を強いられた。一方、取り残された母とチャールズの妻は夫や息子たちの帰りを待ちながらも、資産を接収されるなど徐々に圧力を強めてくる政府に身の危険を感じ、スウェーデンへの逃亡も準備していた。
しかし、1942年11月、ノルウェー秘密国家警察・クヌート・ロッドの指揮のもと、警官とタクシー運転手らによって、ノルウェーに住むユダヤ人全員がオスロ港へと強制移送された。何も知らずに港に連れてこられた人々の前に待ち構えていたのは、アウシュヴィッツへと向かう船“ドナウ号”だったー。
『ホロコーストの罪人』は2021年8月27日より順次公開。
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