愛すべきB級感! 全身ウジ虫状態の魔術師ほか醜悪デザイン満載でこの夏一番の注目作とは?

#80年代#B級#SF映画#アドベンチャー#サイコ・ゴアマン#スティーヴン・コスタンスキ

死体満載酸性風呂!? 個性豊かな5体の宇宙開人が突如登場!

カナダ発のSFゴアスプラッターヒーローアドベンチャー『サイコ・ゴアマン』が730日に公開される。この度、本編映像が解禁された。冒険心を描いた子ども映画の名作『E.T.』や『グーニーズ』などを彷彿とさせつつ、『死霊のはらわた』や『マスターズ超空の覇者』といったジャンル映画愛に溢れた80年代的懐かしさ満載で描く。

・残虐宇宙人VS極悪少女! 日本の特撮を敬愛するカナダの鬼才が放つB級感満載ムービー『サイコ・ゴアマン』予告編

本作は、カナダが誇る天才過激映像集団〈アストロン6〉のメンバーで、単独監督作である『マンボーグ』、『ザ・ヴォイド変異世界』などで確かなVFX技術を証明、『バイオハザードVリトリビューション』、『パシフィック・リム』ほか数々の作品に特殊効果としても参加するなど、目覚ましい活躍を見せるクリエイター、スティーヴン・コスタンスキ監督の最新作。コスタンスキ監督が「もし自分にコントロールできるモンスターがいたら?」という自身が幼少期に思い描いた夢を、子ども向けテイスト+スプラッターというありえない組み合わせで再現した作品だ。

個性的かつ醜悪なデザイン! 幼少期に影響を受けた世界を、コスタンスキ監督自らが再現する!

解禁された本編映像では、かつてガイガックス星で暗黒の覇者と恐れられていたにもかかわらず、今では勝ち気な少女ミミの遊びに付き合わされているPG(サイコ・ゴアマン)の前に、PGにとってかつての手下である〈暗黒の勇士〉たちが現れた場面が映された。目がくらむほどの激しい光と共に5体の個性的な宇宙怪人が登場し、PGに丁寧な挨拶をする。

スティーヴン・コスタンスキ監督は、戦隊ヒーローものの中でも特に悪役の宇宙人・怪人への愛が深く、この場面で登場する宇宙怪人らも、芸術的戦闘能力を持つとされる皺苦茶白髪老人ダークスクリーム、死体満載酸性風呂デストラッパー、肩に鳥を乗せた全身金属サイボーク剣士カシアス3000、全身ウジ虫状態死霊魔術師クイーンオベリスク、干し首を操る極東特撮システム出身の出目金ウィッチマスターなど個性的かつ醜悪なデザインと細かいキャラ設定等ディテールへのこだわりも感じられる。これらデザインや造形などはほとんどをコスタンスキ自身が行っており、幼少期に影響を受けた世界への愛情をキャラクターに詰め込んだことが見て取れる場面だ。PGの前に突如現れた〈暗黒の勇士〉たちはPGを助けに来たのか、それとも……。「友だちがいるなら紹介してよ!」とお気楽なミミだが、この後PGとミミたちはどうなるのか続きが気になる映像となっている。PGの背後には、全世界的に長編映画化要望が殺到したコスタンスキの傑作短編『Bio-Cop』のバイオコップがふらふらしているのも見逃せない。

愛すべきB級感を醸し出しながらも、喧嘩が絶えなかった兄妹の成長や残虐宇宙人に芽生えた新たな感情なども描かれており、鑑賞後には忘れかけていた“大切なもの”が胸に響くストーリー。全ての災厄を宇宙規模で吹き飛ばす勢いでこの夏一番の注目作になるに違いない!

『サイコ・ゴアマン』は、730日にシネマート新宿ほか全国順次公開。

INTERVIEW