有名人になりたくない、匿名でいることでバランスが保てる
日本でも絶大な人気を誇るメゾン・マルジェラの天才デザイナーのドキュメンタリー映画『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』が2021年9月17日より公開される。日本の足袋からのインスピレーションでデザインされたシューズ「スプリットトゥ」は1989年に発表されてから、現在もTabiシリーズとして人々を魅了している。素顔を隠し続けてきたマルジェラ本人が語る本ドキュメンタリーより予告編が公開された。
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公開された映像では、キャリアを通して一切公の場に姿を現さなかった天才デザイナー、マルタン・マルジェラがついに沈黙を破り、キャリアやクリエイティビティについて、そして自身に影響を与えた祖母や子ども時代について語り、初めて自身で作った服などを初公開している。
常に時代の美的価値に挑戦し、服の概念を解体し続けたデザイナー、マルタン・マルジェラ。あらゆる取材や撮影を断り続け、そのすべてが謎に包まれていた。不可能とも思えたこのドキュメンタリー映画を作り上げたのは、マルジェラ同様、アントワープ王立芸術学院出身のファッションデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリー映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』を手掛けたライナー・ ホルツェマー 。難攻不落と思われたマルジェラ本人の信頼を勝ち取り、「このドキュメンタリーのためだけ」「顔は写さない」という条件のもと、謎に包まれてきた“マルタン・マルジェラの素顔”を少しずつ明らかにしていく。
初めて作ったバービー人形の服まで披露! マルジェラは永遠に新しい
ドローイングや膨大なメモ、初めて自分で作った服などプライベートな記録を初公開し、ドレスメーカーだった祖母からの影響、ジャン=ポール・ゴルチエのアシスタント時代、ヒット作となった足袋ブーツの誕生、世界的ハイブランドであるエルメスのデザイナーへの抜擢就任、そして51歳にして突然の引退――その全てをカメラの前でマルジェラ自身が明かしている。
型破りでエレガント、突然の引退から10年以上経った今も大きな影響力をもつ謎の天才デザイナー、マルタン・ マルジェラ。なぜ、マルタン・マルジェラは評価され続けるのか? 革新的、繊細で優しく、かつ大胆不敵、本質を見極め、決して妥協しない。マルジェラの創造性と仕事術、その全貌がいま、初めて明かされる。
『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』は2021年9月17日より順次公開。
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