明治維新の動乱期に日本初の学校を作った4人の男たちの情熱と友情を描いた『学校をつくろう』。この映画の完成披露試写会が12月12日に専修大学・神田キャンパスで開かれ、三浦貴大、柄本時生、橋本一郎、池上リョヲマ、近衛はな、原作者の志茂田景樹、神山征二郎監督が舞台挨拶を行った。
専修大学の初代校長となる相馬永胤(ながたね)を演じた主演の三浦は、本作で初主演。だが緊張はなかったと言う。三浦友和と三浦百恵の次男である三浦は、初主演に関する両親の反応を聞かれ、頑張れと激励されたと明かし、撮影終了後には「撮影、終わったよとアッサリ報告しました」と語った。
一方、名優・柄本明を父に持つ柄本は、三浦について「長いセリフが多かったけど、間違えずに言えてスゴイなぁと思いました」とコメント。また、役所広司を父に持つ橋本も、「三浦君は目力がすごかった! でも、温かい役者さんでした」と振り返り、「2人でお酒を飲みながら、セリフのなかにある英語の練習をしました」とも話していた。
また、池上も三浦を絶賛。「初めての主演だとは思えなかった。待ち時間の他愛ない会話から、急に三浦くんと橋本くんがかけあいを始めることがあって、『さすがサラブレット』」と思いました」と明かした。
さらに三浦、柄本、橋本の二世俳優3人は、有名人を父に持つ共通点を感じたかと聞かれ、「お互い、あまり他人とは思えなかった」と口をそろえ、神山監督は「親が一流なだけに(演技が)ヘタだったらいじめようかと思ったけど、そんな必要はなかった。将来が楽しみ」と実力を評価していた。
目黒祐樹を父に持つ近衛はなは、三浦扮する主人公・相馬の妻を演じているが「劇中で(格好いい)相馬と結婚できて幸せでした。学生や若い方々にもぜひ見ていただきたい」と語っていた。
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