2001年に誕生した『シュレック』シリーズ。そのラストを飾る『シュレック フォーエバー』が12月18日に封切りとなり、新宿ピカデリーで行われた初日舞台挨拶に、声優をつとめる浜田雅功、藤原紀香、山寺宏一、竹中直人、劇団ひとりが登壇した。
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『シュレック』フィオナ姫を卒業した藤原紀香、むくみ体質からも卒業!?
フィオナ姫の声を演じてきた藤原は、「早くみなさんに見てほしいと思っていましたが、今日公開になりました。愛情いっぱいで、絆が大切というこの物語が、日本中に広まっていけばいいと思ってます」と挨拶。ドンキー役の山寺は「初日なんですけど、これが最終章ということで寂しさもありますが、こんな素晴らしいキャストのなかに一緒に並ばせていただき、声優をやってて本当に良かったなと思っております」と感無量の様子だった。
また、司会から『シュレック』シリーズと一緒に声優も卒業かと聞かれた浜田は、「そうでしょうね」とひと言。これにひとりが「えっ、辞めちゃうんですか?」と反応すれば、藤原も「寂しいじゃないですか」とコメント。浜田は「いや、もう、ホント難しいんですよ」と声優の難しさを吐露すると、いろいろと細かい指示をしてきた監督に対し、「もう何回、『オマエがやれぇ!』って言ってしまいそうになったか」と現場でキレ気味だったこと明かしていた。とはいえ、声優には少なからず未練もあるようで、「そんな話は2度と来ないでしょうけど、もし来れば、また一所懸命頑張りたいと思います」と話していた。
藤原はこの10年間で思い出深かったこととして、各国の映画祭などに行けたことを挙げると、「カンヌで各国のフィオナ姫と一緒に手を繋いでレッドカーペットを歩いたり、ロスでキャメロン(・ディアス)さんと一緒に歩いたり」と振り返った。すると、隣で聞いていた浜田から「何で自分ばかり、そんなことできるの?」と恨めしそうな突っ込みが。これに藤原は「(そういえば)浜田さんいなかったですね」と、すっとぼけたような笑顔で応じていた。
長ぐつをはいたネコを演じてきた竹中は、今回ネコが太ったことで、アフレコの際に何か気をつけたかと聞かれ「何もないですね」と返答。さらに相撲取りのようなハスキーボイスに切り替えると「太っているから声をちょっと変えてみようと思ったが、そういうことはしなくていいと言われた。浜ちゃんと違って(アフレコは)スイスイと進みました」と格の違いを見せつけていた。
これに浜田が「ダメ出しくらいあったでしょう?」と突っ込むも、「(ダメ出しは)ない。全然違うの、あなたとは」と竹中が言い返し浜田とのミニバトルが勃発。それを見ていた山寺は「こういう掛けあいも、もう見られなくなる」と寂しそうにつぶやいていた。
一方、今回のみの声優参加となるひとりは「最終章に間に合って良かったって気持ちもあるんですけど、よく取材で『シュレック』の思い出を聞かれ、みなさんは10年ですけど僕は4か月なので、いつもコメントに困って適当に嘘ついてます」と秘密を明かし、苦笑いを浮かべていた。
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