20年モード界を牽引、引退して10年を経てなお人々を魅了するワケとは？
#ジャン＝ポール・ゴルチエ#デザイン#ドリス・ヴァン・ノッテン#ファッション#マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”#マルタン・マルジェラ#モード#ライナー・ ホルツェマー#ドキュメンタリー
(C)2019 Reiner Holzemer Film – RTBF – Aminata Productions
伝説のデザイナー、マルジェラ突然の引退で始まる映画冒頭
常に過去を破壊し続けたモードの革命児、マルタン・マルジェラ。キャリアを通じて一切人前に出たり取材に応じることがなかった彼が初めて自らについて語ったドキュメンタリー映画『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ“』が、9月17日に公開される。このたび、本編冒頭の映像が公開された。
・業界でも素顔を知る人はわずか『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』秘密のベールがはがされる！
映像は、2008年9月29日パリ、20周年を記念して行われた「メゾン マルタン マルジェラ」のショーの開幕で来場者たちが歓声をあげる様子と共にスタート。
しかし次の瞬間には、「マルタン・マルジェラは同日ファッション業界を引退した」というテロップが映し出される。
顔を隠し、奇抜な服装でランウェイを歩くモデルたち。
そこにイタリアのファッションを象徴するセレクトショップであるディエチ・コルソコモの創設者、カルラ・ソッツァーニや、プレスのピエール・ルージェ、トレンド予測家のリドヴィッジ・エデルコート、ニューヨークタイムズ紙の編集者であるキャシー・ホリン、さらには、マルジェラがアシスタントを務めたことがあるデザイナーのジャン＝ポール・ゴルチエと言った面々が、マルジェラの偉大さを讃えるコメントを次々と重ねていく。
さらには、ゴルチエ時代のものが収められていると思しき段ボール箱などが積み上がるマルジェラのスタジオが映し出され、マルジェラが自身について語りはじめる──。
このように、謎の天才デザイナー、マルジェラについて明かしていくこの映画の冒頭映像は、いきなり引退からスタートし、それからさらに10年を経た現在もなおミステリアスで魅力的であり続ける理由を期待させる導入部分となっている（https://youtu.be/tn1gRhAu_Lg）。
マルジェラ本人が初めて明かす、当時の思いやプライベート
この作品は、伝説のデザイナー、マルタン・マルジェラ本人が初めて制作に協力し、これまで一切語ることのなかったキャリアやクリエイティビティ、自身に影響を与えた祖母や子ども時代までも明かしていくドキュメンタリー映画だ。
監督は、ファッションデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリー映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』のライナー・ ホルツェマー 。
「このドキュメンタリーのためだけ」「顔は写さない」という条件で、ドローイングや膨大なメモ、初めて自分で作った服など、プライベートな記録も含めて初公開。
さらに、ドレスメーカーだった祖母の影響、ゴルチエのアシスタント時代、ヒット作となった足袋ブーツの誕生、世界的ハイブランドであるエルメスのデザイナー就任、そして51歳にして突然引退するまでを、当時のランウェイなどの貴重な映像や関係者の証言、本人のインタビューなども交えつつ、映し出していく。
『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ“』は、9月17日に公開される。
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