普通の人から見るとかなり突飛な行動をしているけれど、本人はいたって真面目で一生懸命……。そんな愛すべきキャラクターが主人公の4話オムニバス映画『サビ男サビ女』。1月15日に公開となったこの作品の初日舞台挨拶がヒューマントラストシネマ渋谷にて行われ、桜庭ななみ、中村蒼、友近、たんぽぽ(川村エミコ、白鳥久美子)が登壇した。
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オムニバスのなかの1つ『ハゲマシガールズ』主演の桜庭は、普段着られなさそうな衣装を身につけ、たんぽぽの2人と踊るシーンについて「台本を読んだときはダンスのことが書いていなかったので、まさかこんな肉食ダンスを踊るのかとビックリした。ぜひ、見ていただけたらと思っています」とコメント。
白鳥は、そのダンスについて「初めて(桜庭と)会ったのがダンス練習のとき。ちょっと恥ずかしい振付だなって思っていたら、ななみちゃんが思いっきり踊っていてビックリした。それで私たちも頑張らなくちゃとすごく練習した」と桜庭から影響を受けたことを告白。川村も「ななみちゃんに感化されて一生懸命やった。ダンスレッスンの初日に肉離れになっちゃうくらいハードでした」と語っていた。
3人は同じ女子大生で友だちの役。白鳥が「10歳以上離れているけど、同級生をやらせてもらって、意外になじんでいましたよね」と言うと、桜庭も「全然、お友だちみたいでした」と同意。気をよくしたのか白鳥は「(桜庭が)白ちゃん、白ちゃんって私のことを呼んでくれた」と嬉しそうに話していた。
一方、『Boy? meets girl.』に主演したのが中村。劇中に女装シーンがあり、初めて自身の女装姿を見た感想を聞かれた中村は「もう最悪でした。原宿とか、人の多い場所を歩いたりしたので、みんなからヘンな目で見らました」と振り返った。
中村は女性を演じるためにスネ毛なども剃ったそうで「家で剃ったり、(脱毛)テープを全身に貼ったり。1人でやっていて、ふと素の自分に戻ると哀しい気持ちになった」と苦労を語るも、最後には「でも、すごいツルツルになって気持ち良かったです」と結び、観客を笑わしていた。
また、『くれえむないと!』でクレーマーの女性を演じた友近は「普段からおかしいなと思ったことはバンバン言ってしまうタイプ。文句じゃなく世直しやと言いながらいつもやっているので、あんまり役作りせず、素でできた部分もあった」と演じた役について語っていた。
最後にメッセージを求められた桜庭は「この作品は寒さを吹っ飛ばすくらい温かい映画になっています」とアピール。中村は「思いっきり笑ってもらって、ハッピーな気持ちになって帰ってもらえたら嬉しい」と語っていた。
『サビ男サビ女』はヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開中。
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