森山未來は冬でもビーサン！『その街のこども』舞台挨拶で佐藤江梨子が奇癖を暴露

2011.01.16

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阪神・淡路大震災をテーマにした映画『その街のこども劇場版』が1月15日より公開となり、キャストの森山未來、佐藤江梨子と井上剛監督が、東京都写真美術館ホールで初日舞台挨拶を行った。

・［動画］『その街のこども劇場版』予告編
・『その街のこども劇場版』作品紹介

子どもの頃に震災を体験した若者たちの心の傷をドキュメンタリータッチで描いた作品で、震災からちょうど15年目となる2010年1月17日にNHKで放送された同名ドラマを再編集して作られた。森山と佐藤は共に震災を体験していて、脚本は2人の体験なども織り交ぜながら書かれたという。

リアルな演技を引き出すために現場ではほとんどカメラを回しっぱなしの状態だったそうで、「『用意スタート』と『カット』がなかった現場でした」と監督。生まれ育った神戸でのロケについて森山は「どのロケ場所も知らない場所はひとつもなかった」とコメント。すると佐藤が「どこに言っても『友だちの家に近い』って言っていて、どんだけ友だちがいるんだ！って思いました（笑）」と振り返った。

震災を体験しているだけに、この作品に対して様々な思いを抱いている様子の森山。一方の佐藤は出演の理由について「普通に未來さんのファンで、ミーハー根性まる出しで出ました」とコメントするも、森山は笑いながら「こういう場ではいつもそう言わはるけど」と実際は違うことを示唆。すると佐藤は「冗談です」と笑顔を浮かべてから、「私も被災していて、（震災について）一言申したいという気持ちもあった」と、出演した本当の理由を明かしていた。

また佐藤は、撮影中のエピソードも披露。「森山くんがちょっとヘン子ちゃんで、冬の撮影だったのにビーチサンダルで来はって！」と驚きを告白。「ビーサン！ちょっとお兄さん、なに考えてるの!? みたいな感じでした」と言うと、森山は「ビーサンは僕の生活です！（笑）」と断言していた。

さらに佐藤は、撮影中に森山がスーツを破ってしまったと暴露。あまり激しく動くと破れると注意されていたにも関わらず走っていたときに破れてしまったようで、佐藤が「カバンか何かで隠していた」と明かすと場内は大きな笑いに包まれていた。

『その街のこども劇場版』は東京都写真美術館ホールほかにて全国公開中。