第68回ゴールデングローブ賞で『ソーシャル・ネットワーク』が最多4部門受賞

2011.01.17

その他の写真はこちら（4）

第68回ゴールデングローブ賞が1月17日（日本時間）、ロサンゼルスのビヴァリー・ヒルトン・ホテルで開催され、『ソーシャル・ネットワーク』が最多4部門受賞に輝いた。

『ソーシャル・ネットワーク』はドラマ部門作品賞、監督賞（デヴィッド・フィンチャー）、脚本賞（アーロン・ソーキン）、音楽賞（トレント・レズナー＆アッティカス・ロス）を受賞、7部門最多ノミネート作の『英国王のスピーチ』はコリン・ファースがドラマ部門主演男優賞受賞のみに留まった。

ドラマ部門主演女優賞は『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンに輝いた。主役に抜擢されたプレッシャーに苦しむ新進バレリーナを熱演したポートマンは同作でバレエ指導を担当したダンサー、ミルピエと昨年末婚約、現在第一子を妊娠中だ。

助演賞は男女優とも『ザ・ファイター』に出演のクリスチャン･ベイルとメリッサ・レオが受賞した。ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞は同部門作品賞受賞作『キッズ・オールライト』のアネット・ベニングが受賞。同主演男優賞はポール・ジアマッティ（『Barney’s Version（原題）』）に輝いた。

アニメーション作品賞は『トイ・ストーリー3』、歌曲賞はクリスティーナ・アギレラ主演作『バーレスク』の「You Haven’t Seen the Last of Me」、外国映画賞はデンマークの『In a Better World（原題）』がそれぞれ受賞。

アカデミー賞前哨戦の大きな山場の1つであるゴールデングローブ賞。これで今年のオスカーの方向性が少し見えた？　

第83回アカデミー賞のノミネーション発表は今月25日、授賞式は2月27に開催予定だ。

【主な受賞結果／映画の部】
●作品賞／ドラマ部門：『ソーシャル・ネットワーク』
●作品賞／ミュージカル・コメディ部門：『キッズ・オールライト』
●主演女優賞／ドラマ部門：ナタリー・ポートマン（『ブラック・スワン』）
●主演女優賞／ミュージカル・コメディ部門：アネット・ベニング（『キッズ・オールライト』）
●主演男優賞／ドラマ部門：コリン・ファース（『英国王のスピーチ』）
●主演男優賞／ミュージカル･コメディ部門：ポール・ジアマッティ（『Barney’s Version（原題）』）
●助演女優賞：メリッサ・レオ（『ザ・ファイター』）
●助演男優賞：クリスチャン・ベイル（『ザ・ファイター』）

●監督賞：デヴィッド・フィンチャー（『ソーシャル・ネットワーク』）
●アニメーション作品賞：『トイ・ストーリー3』
●脚本賞：アーロン・ソーキン（『ソーシャル・ネットワーク』）
●音楽賞：トレント・レズナー＆アッティカス・ロス（『ソーシャル・ネットワーク』）
●歌曲賞：「You Haven’t Seen the Last of Me」（『バーレスク』）
●外国語映画賞：『In a Better World』（デンマーク）