山田孝之が『指輪をはめたい』主演、3人の女性を前に結婚で悩む青年役に！

2011.01.17

転んで頭を打ったため、プロポーズしようと思っていた相手の記憶を失ってしまった29歳の独身男性。候補者はそれぞれに魅力的な3人の女性、彼が心に決めていたのはいったい誰だったのか？ ──芥川賞作家・伊藤たかみの原作を映画化した『指輪をはめたい』に、山田孝之が主演することが明らかになった。

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ドラマ『闇金ウシジマくん』、映画『乱暴と待機』など個性的な役が続いていた山田だが、本作では爽やかながらも人間味あふれる優柔不断な営業マンを好演。出演を決めた理由について「最初に脚本を読んだときに、主人公の結婚に対する考え方に共感できて面白いと思いました」とコメント。また「現代的な男女のリアルな話のなかにあるファンタジックさがいいなと思った。2010年にやった役柄は闇金だったり兵隊だったり武将だったり、そういう役が多かったので、これまでとは全然違う（本作の）役をやったときに、きちんと切り替えられるのかという試練を自分に与えたかった」とも語った。

過密スケジュールのハードな撮影で「毎日4時間くらいの睡眠時間でした」と山田。そのためクマができたり目が充血したそうだが「役柄的には、かえってそのほうがリアルでいいかなと思い、眠れないでフラフラしている感じをそのまま生かして演じました」と振り返った。

メガホンを取ったのは、岩田ユキ監督。山田は「女性監督とご一緒させていただいたことがなかったので、それも本作をやってみたいと思った理由」とコメント。そんな岩田監督は俳優・山田の魅力について「役のためなら、どこまでも格好悪くなる覚悟があるところ。キャラクターに血を通わせられるかどうかはそういう覚悟の違いだと思います」と、腹の据わった役者魂を絶賛していた。

『指輪をはめたい』は今年公開される予定だ。