オスカーにノミネート『コレクティブ 国家の嘘』、著名人が絶賛!
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メディア関係者、政治家、映画界など各界から熱いコメント
ルーマニアの巨大医療汚職事件を取り上げ、本年度アカデミー賞で国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞の2部門にノミネートされたドキュメンタリー映画『コレクティブ 国家の嘘』が10月2日より、全国で公開される。このたび、映画の題材にちなんで、日本を代表するジャーナリストやメディア編集長をはじめ、各界著名人から怒涛の絶賛コメントが到着した。
・「何もかも腐敗している」医療と政治の闇は改革できるか? 64名の若者の死から始まった衝撃的すぎる事実に震撼
同作は、ルーマニア・ブカレストのライブハウスで2015年に実際に起こった火災を発端に描かれる、命よりも利益や効率が優先された果てに起こった国家を揺るがす巨大医療汚職事件の闇と、それと対峙する市民やジャーナリストたちを追った、フィクションよりもスリリングな現実を捉えたドキュメンタリー映画だ。
日本を始め世界中のあらゆる国が今まさに直面する医療と政治、ジャーナリズムが抱える問題に真っ向から迫っており、ドキュメンタリーでありながら本年度アカデミー賞のルーマニア代表として選出され、国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞の2部門でノミネートを果たした。そのほか、世界各国の映画祭で32もの賞を獲得した。
そんな同作に 「個人の強い意志で社会は変えられることを示す、渾身のドキュメンタリー」などとコメントを寄せたのは、『新聞記者』の原案としても知られる東京新聞記者の望月衣塑子、「news23」メインキャスターの小川彩佳、ゲームクリエイターの小島秀夫、俳優の古舘寛治、映画監督で作家の森達也、「週刊文春」編集長の加藤晃彦、お笑い芸人でYouTuberのせやろがいおじさん、ライターの武田砂鉄、弁護士の宇都宮健児など。それぞれの言葉で熱いエールが寄せられた。
小川彩佳アナ「伝え手としてどうあるべきか…胸がうずく」
望月は「事件を掘り下げた記者たちがたどり着いたのは、政治・医療マフィアの底なしの闇だった。絶望と脅しにさらされても、善を信じる記者と政治家は挑み続けた。個人の強い意志で社会は変えられることを示す、渾身のドキュメンタリーだ」と語り、小川は「皆が黙っていたことが、国の嘘を許したんです。市民として、伝え手として、どうあるべきか。劇中の言葉に胸がうずく」と感想を語った。
また、カメラは、事件に関わる政策の管轄である現職保健省大臣の執務室にも入り、ジャーナリストとは異なる立場から“国家の嘘”に立ち向かう者の姿も映し出す。そんなドキュメンタリー映画の常識を覆す“深度”でテーマを掘り下げていく同作に対して、小島は「これが本当に“ドキュメンタリー”なのか? と疑う程にカメラは肉薄する」と感嘆する。
加えて、同作の姿勢に対して、ドキュメンタリー映画の監督としても知られる森は「日本ではこんな映画は作れない。ならば同じことが起きてもわからない」、ドキュメンタリー監督の大島新は「この映画は、メディアや市民が絶え間ない監視を続けることの大切さを、骨の髄まで教えてくれる」とコメントした。
ほかにも、「赤旗」日曜版編集長の山本豊彦、参議院議員の有田芳生、ドキュメンタリー映画監督で記者の五百旗頭幸男、法政大学教授の上西充子、文学者・翻訳家の内田樹、「BuzzFeed Japan News」編集長の貫洞欣寛、「映画.com」編集長の駒井尚文、政治ジャーナリストの鮫島浩、映画作家の想田和弘、ラッパーのダースレイダー、ミュージシャンの中川敬、映画監督の原一男、「現代教育行政研究会」代表の前川喜平、映画評論家の町山智浩、ジャーナリストの丸山ゴンザレス、NPO法人「Dialogue for People」副代表でフォトジャーナリストの安田菜津紀が、同作を賞賛している。
『コレクティブ 国家の嘘』は10月2日より、全国で公開される。
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