クリックするたび「???」で思わず何度も試しちゃう、世界初のインタラクティブ・トレーラーの世界観にワクワク

伝説のアクション映画『マトリックス』の新章が、日本をはじめ全世界で12月に公開されることがわかった。邦題も『マトリックス レザレクションズ』に決定、初ビジュアルと、世界初の試みとなるインタラクティブ・トレーラーが公開された。

・キアヌ・リーヴスら『マトリックス』主要キャスト再結集に会場騒然!

特設サイトWhatIsTheMatrix.comに公開された映像とビジュアルは、白一色の背景の中に、『マトリックス』1作目に登場した赤いカプセルと青いカプセルが。

そのカプセルの上には、“未来を選べ”の文字。かつてキアヌ・リーブス演じる主人公ネオが、“マトリックス”世界を知ることになる究極の選択を迫られた、まさにその状況が再現されている。

現実世界に目覚め、真実を知ることができる赤いカプセルか? 何も知らずに仮想世界の中で生きていく青いカプセル? そのどちらを飲むかは、今、2021年を生きる我々に、再び突きつけられる選択でもある。

そして、初公開となるトレーラーがまた興味深い。

WhatIsTheMatrix.comの画面に表示される選択=赤いカプセル or 青いカプセルのいずれかをクリックした者だけが、今回世界初の試みとなる“インタラクティブ・トレーラー”を体験できる。

“インタラクティブ・トレーラー”とは、ユーザーがアクセスした国や地域の時間帯に合わせて、リアルタイムに時間とナレーションがカスタマイズされる機能が取り入れられたトレーラー映像のこと。

例えば、ユーザーが映像を見ている時間が午前11時24分であれば、映像内では「あなたは午前11時24分だと思っているかもしれないが」とのナレーションが流れ、リアルタイムの時間が表示されるほか、緑のカタカナが上から降り注ぐお馴染みのマトリックス・コードに導かれ、映画のシーン映像と合わせて、自分だけにカスタマイズされた本作品の世界を体感することができる。さらに、ユーザーが映像を見ている国や地域に合わせて、自動的に翻訳字幕が表示される仕掛けだ。

「どうやってここへ来た?」

「君はもう現実と虚構の間で迷子だ」

「ついに今、真実を伝える時が来た」

──思わず何度も再生してしまい、再生するたびに「???」となるこのトレーラー。時代の先を指し示す『マトリックス』の世界観にワクワクしてしまう。予告編の公開を待ちつつ、『マトリックス レザレクションズ』への入口を体験しよう。

主要なオリジナルキャスト続投! しかも1作目の続編

本作品は、シリーズ3作目『マトリックス レボリューションズ』の続編ではなく、1作目の続編だという。果たして、仮想世界=マトリックスはどうなっているのか? ネオの新たな物語はどんな展開を見せるのか? 高度情報化社会は現実のものとなり、リアルとフェイクの判別が付きにくい現代では、目に見えるものが真実とは限らないという意味では、すでにマトリックスに囚われているのかもしれない。先行き不透明な今の時代に本作品が見せる未来とは?

監督は『マトリックス』シリーズの生みの親であり、シリーズ全作品を監督しているラナ・ウォシャウスキーが務める。最新のVFXによって創り出される仮想世界やアクションシーンも本作の見どころだ。

キャストには、ネオ役のキアヌのほか、トリニティー役のキャリー=アン・モス、ナイオビ役のジェイダ・ピンケット・スミス、メロビンジアン役のランバート・ウィルソン、エージェント・ジョンソン役のダニエル・バーンハードらが、それぞれ同じ役柄で続投される。

新キャストとして、ネオを救世主と信じ、世界の真実を伝え、彼を導くモーフィアス役に、『アクアマン』のブラックマンタ役で知られるヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が、ネオの宿敵エージェント・スミス役に、Netflixオリジナルシリーズ『マインドハンター』で主役のFBI捜査官ホールデンを演じるジョナサン・グロフが、それぞれ抜擢されている。他にも新キャラクターをニール・パトリック・ハリス、クリスティーナ・リッチらが演じることが決定している。

近年、『ジョン・ウィック』シリーズでも目覚ましい活躍をしているキアヌ。射撃訓練の映像がまるでプロのようだと話題にもなり、アクション俳優として一番成熟している状態の彼が、『マトリックス レザレクションズ』でどんなアクショ ンを披露してくれるのか?

『マトリックス レザレクションズ』は、12月に公開される。