柄本佑、自らちょんまげ頭にして「殿」と呼ばれる! 真摯に作品と向き合う売れっ子漫画家に変身

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先生、私の隣に座っていただけませんか?
(C)2021『先生、私の隣に座っていただけませんか?』製作委員会
先生、私の隣に座っていただけませんか?
先生、私の隣に座っていただけませんか?

“イケてた”頃の俊夫を描く場面写真とイラスト

黒木華柄本佑が夫婦役でW主演を務める映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』が、9月10日に公開される。このたび、夫の俊夫を演じる柄本の新場面写真と、劇中漫画を手掛けたアラタアキのイラストが公開された。

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公開された新場面写真は、髪を結いちょんまげ姿の漫画家・俊夫(柄本)が机に向かうシーン。

俊夫が、妻の佐和子(黒木)のアシスタントとしてではなく、自分自身の漫画を描いていた頃の姿で、真剣な眼差しで漫画を描く情熱的な姿が印象的だ。

堀江貴大監督は、衣装合わせでこの“イケてた頃”の俊夫の風貌が話題となったことを明かし、柄本が自らちょんまげ頭にしたところ、その場にいたスタッフ一同満場一致の合意が得られたのだという。

終始佐和子に振り回される情けない夫として描かれる俊夫だが、ペン先への鋭い眼差しが映える出で立ちになったことで、「“この俊夫になら、佐和子はきっと恋をできる”そう思わせてくれる無言の迫力がありました」と感心したという。

さらに、「衣装は、ビビットな色合いで派手な柄シャツにすることで、売れっ子作家のエネルギッシュさと若さを感じさせるものに決まりました」と、キャスト・スタッフで作り上げた俊夫像だったことを明かした。またそれ以来、柄本が撮影現場でヘアメイク衣装部の皆さんから「殿!」と呼ばれていたというエピソードも披露された。

また、今回公開されたアラタが描く俊夫のイラストは、劇中では使用されない幻の1枚。

先生、私の隣に座っていただけませんか?

アラタは、黒木と柄本が漫画を描く撮影現場に立ち会ったとき、2人が本当に描いているような自然な演技に心奪われたことを明かす。

「まるで実際に描いているような視線の動きだったり、息づかいで、自分の原稿がお2人の手で目の前で仕上がっていく様子に感動しました」

妻が描くリアルすぎる漫画に、恐怖と嫉妬で怯える夫を描くコメディ

本作品は、オリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2018」の準グランプリ作品の映画化。

結婚5年目の夏を迎えた漫画家の佐和子は、新作のテーマに「不倫」を選択。 佐和子の担当編集者・千佳(奈緒)と不倫をしていた俊夫(柄本)は、そこに自分たちとよく似た夫婦の姿が描かれていることから、「もしかしたらバレたかもしれない」と精神的に追い詰められていく。やがて漫画は、佐和子と自動車教習所の若い先生・新谷(金子大地)の淡い恋物語へと急展開。この漫画は、創作? 妄想? 復讐!? 恐怖と嫉妬に怯える俊夫の中で、現実と漫画の世界の境界が曖昧になっていく……。

『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は、9月10日に公開される。