テレビドラマシリーズ『アントラージュ★オレたちのハリウッド』でブレイクし、『プラダを着た悪魔』など映画でも活躍する人気俳優エイドリアン・グレニアーが、13歳のパパラッチ少年を逆取材したドキュメンタリー『ティーンエイジ・パパラッチ』。
この映画は、大人顔負けの仕事ぶりを見せる13歳のオースティン・ヴィスケデイクの素顔に迫る一方、パリス・ヒルトンやエヴァ・ロンゴリア、マット・デイモンなど日々パパラッチに追われるスターたちの本音を引き出し、セレブリティ信仰の功罪を描いた作品だ。2月5日より日本でも公開中だが、公開直前にこのオースティン少年が来日。17歳となった彼に、映画について、そしてパパラッチという仕事について話を聞いた。
・『ティーンエイジ・パパラッチ』作品紹介
・[動画]『ティーンエイジ・パパラッチ』予告編
グレニアーは、自分を撮影するパパラッチのなかに幼いオースティン少年が混じっているのを見かけたことから本作の製作を思いつくが、オファーを受けたときのオースティンの気持ちはどうだったのだろうか。
「面白そうだと思ってすぐに『OK!』って言いたかったけど、まだ子どもだったから母親に聞いたほうがいいと思って『ちょっと考えさせてほしい』って言った。その間にエイドリアン(・グレニアー)の前監督作『Shot in the dark』(日本未公開)を見たらすごく面白かったから、やってみようと思った」
パパラッチを始めたきっかけは、パリス・ヒルトンを撮ったとき。「すごい人で、そのなかで揉みくちゃになって撮影していたときにすごく興奮して『なんて面白いんだ!』って思ったんだ」と興奮気味に教えてくれた。
映画の撮影時から4年が過ぎ、すっかり大人びたオースティン。今は大切な彼女もでき、パパラッチ生活に変化が生まれたとも。
「彼女との時間を大切にしていたら、自然とパパラッチをやる時間が減ってしまったんだ。やめたわけじゃないけどね」
また、これまでパパラッチで稼いだお金について聞くと「2500万円くらい稼いだよ。でも、最近は少しペースダウン気味なんだ」と回答。ペースダウンの原因はもちろん“彼女”で、「パパラッチって待っている時間も多いから。リンジー・ローハンを撮ったときには、17時間も待ったんだよ」と話していた。
未来はこれからといったところだが、今後の予定については「大学にいくかどうか色々考えてるんだけど、将来はファッションフォトグラファーになりたい。そのためにもカメラからは離れないと思う」と明かしてくれた。
『ティーンエイジ・パパラッチ』は新宿バルト9ほかにて全国公開中。
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