池松壮亮&伊藤沙莉のW主演『ちょっと思い出しただけ』公開決定!

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ちょっと思いだしただけ
(C)2022『ちょっと思いだしただけ』製作委員会
ちょっと思いだしただけ
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松居大悟監督「きっと花束みたいとか色々言われるんだろうな」

池松壮亮伊藤沙莉のW主演する松居大悟監督によるオリジナルラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』が来年22年早春に公開されることがわかった。

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この作品は、クリープハイプの尾崎世界観ジム・ジャームッシュの『ナイト・ オン・ザ・プラネット』に着想を得て書き上げた新曲『ナイトオンザプラネット』を受けて、松居監督が初めて書き下ろした作品だ。

松居監督は、このオリジナルかつ初めてのラブストーリーについて、「尾崎くんがきっとバンド人生を賭けて紡いだ曲を聞きながら、コロナ禍でうんうん悩んだ物語は、小さくて眩しいあの日を思い出す映画になりそうです」と語る。

「きっと花束みたいとか色々言われるんだろうな。言われるよもう。言われる前に言うよ。でも当たってるしなぁ」「愛がすべてなんかじゃないけど、愛がすべてで。愛ってなんだよ。愛がなんだだよ。また別の映画 のタイトルを言ってしまった」と、オリジナルの苦労をにじませる。

そして、「『ちょっと思い出しただけ』です、俺はまだ本気出してないだけ、みたいとか言うなよ。俺は本気出したよ。マスクの向こうでニコニコさせられますように」とアピールしている。

「今と過去を同時にすくいとろうというこの作品の心意気にとても共感」

主演には実力と人気を兼ね備え、これまで『君が君で君だ』やクリープハイプの楽曲『憂、燦々』のMV などで松居作品への出演も豊富な池松と、子役から確実にキャリアを積み重ね『全裸監督』への出演、21年のエランドール賞新人賞、ブルーリボン賞助演女優賞を受賞など数々の作品から引く手あまたの伊藤を迎える。

池松は、コロナ以前からの6年間を描いた本作品について、「今と過去を同時にすくいとろうというこの作品の心意気にとても共感しました」と語る。

その上で、「過去と今が、無かったことになりませんように。昔の気持ちを思い出して、色々あったけど今はもう大丈夫。でも、ちょっと思い出しただけ。そんな私たち自身についての映画になってくれることを願っています」とコメント。見る人次第で様々な感慨に耽ることになりそうな予感だ。

伊藤は、松居監督、池松、クリープハイプという組み合わせに興奮気味。

「綺麗ごとを言うつもりなんてさらさらないし、ポジティブ、ネガティブな出来ごとを全て肯定するべきなんて全く思いませんが、私は確かに過去に存在したそれがあっての今なんじゃないかな、と常々思っています」と感慨深げに語る。

また、インスパイアを与えたクリープハイプの音楽についても言及。「私は音楽に常に支えられていますし、それがあるだけでそのシーンや作品の深みが増したり彩が増します。そんな音楽の力も感じていただけるといいなと思います」と観客にもアピールした。

ちょっと思いだしただけ

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コロナ前の若者の何気ない日常を描く

怪我でダンサーの道を諦めた照生(てるお)とタクシードライバーの葉(よう)。2人を中心に、彼らと関わる登場人物たちとの会話を通じて、7月26日の東京の夜に無数に輝く人生たちの機微を、繊細かつユーモラスに映し出す。

映画『ちょっと思い出しただけ』は、来年22年早春に公開される。