斉藤由貴、大森一樹監督から出演のオファーがもらえず「残念です」と恨み節
放射線科の父を持ち、自身も医師免許を持つ大森一樹監督。『ヒポクラテスたち』や『法医学教室の午後』など医療をテーマにした作品を多く手がけてきた大森監督が、心の病に踏み込んだ最新作『世界のどこにでもある、場所』の試写会が2月17日にシネマート新宿で開かれ、かしぶち哲朗(音楽)と斉藤由貴、大森監督がトークショーを行った。
大森監督が手がけた『恋する女たち』『トットチャンネル』『「さよなら」の女たち』に主演した斎藤だが、今回は出演しておらずゲストとして登壇。斎藤は「今回も呼んでいただけるかと思っていたんですけど、残念です」と恨めしそうに語ると、監督は「恐れ多くて……」と頭を下げていた。
また斎藤は、『恋する女たち』の早朝ロケの前に監督が台本を読みながら「早朝って書いただけで、こんなに(撮影のために)早起きしないといけないんだなぁ」とつぶやいていたというエピソードに触れ、「自分で書いたんだろ!って思いました(笑)」と思い出を披露していた。
本作について「10年前に書いた脚本が映画になった」と語った大森監督。「いつもなら試写で『気に入ったら周りの方にもお勧めして』って言うのですが、今回は、たとえ気に入らなくても『私はダメだったけど、あなたには良いんじゃない?』って10人くらいに言ってもらえれば」と弱気なアピールをしていた。
『世界のどこにでもある、場所』は2月26日よりシネマート新宿ほかにて全国順次公開される。
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