愛染恭子の本番シリーズや『ザ・オナニー』など数々のヒット作、問題作を世に送り出してきたAV回の巨匠・代々木忠、通称“ヨヨチュウ”。70歳を超えた今もなお、精力的に作品を撮り続ける彼の波瀾万丈の半生に迫った『YOYOCHU SEXと代々木忠の世界』が現在公開中だが、2月19日に、代々木監督と西川美和監督が初顔合わせしたトークショーが渋谷アップリンクXで行われた。
・『YOYOCHU SEXと代々木忠の世界』作品紹介
・[動画]『YOYOCHU SEXと代々木忠の世界』予告編
監督作『ディア・ドクター』に主演した笑福亭鶴瓶から勧められた『ザッツ・回春エロエステ』を見て代々木監督のことを知ったという西川監督。「この作品は目からウロコでした。それまでAVは、女性の演技が嘘っぽいと思って見ていたのですが、この映画では女性の気持ちに寄り添って見てしまった。(主演の)柏木みなさんが観音様のように美しくて」と大絶賛。
また西川監督は、代々木監督作品に出演する女性が、SEX前は素人っぽくてそれほど美しいわけではないのに、濡れ場になると美しく見えるとコメント。「みんな幸せそうで、美しい濡れた表情なんです。終わった後で涙を流している(女性たちの)顔が神々しい」と話してから、「私は女優さんに、あんな表情をさせることができるかな、と思う」と、監督としての自分を振り返っていた。
九州の小倉に生まれ、若い頃は極道の世界で生きていた代々木監督。27歳で堅気となり、3人の愛人を連れて上京したというが、用心棒兼性欲処理担当のような役回りだったと語り「若いときはモテていると思っていたけれど、今考えると3人に飼われていたような状態」と謙遜。「夜のお勤め」のローテーションも決まっていたそうで、西川監督が大変だったのではとねぎらうと、「若いときは大丈夫」と笑顔を浮かべていた。
女性を撮ってきた代々木監督とは違い、これまで男性の姿ばかり描いてきた西川監督だが、結婚詐欺をテーマにした次回作では女性を描くという。「実体験もあるし、女性を描く上で“性”は避けて通れない」と決意を語りつつも、「濡れ場はどうやったらいいか……」と弱気な発言も。西川監督が、代々木監督に指導してもらおうかと言うと、自作の濡れ場で男優も経験したことのある代々木は「濡れ場監督(笑)?」と西川監督に質問。
そんな代々木を見ながら西川監督が「(代々木監督には)俳優さんとしての魅力があり、撮ってみたい。ぜひ出演してもらいたいとオファーしてるんです」と明かすと、代々木は「まな板の上のチンポですか!」と嬉しそうに応じていた。
『YOYOCHU SEXと代々木忠の世界』は銀座シネパトスほかにて全国順次公開中。
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