ベルリン映画祭で日本映画『ヘヴンズ ストーリー』が2冠
『ヘヴンズ ストーリー』が、第61回ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞に続き、NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞した。
・4時間半超の長尺邦画がベルリン映画祭で国際批評家連盟賞受賞!
・[動画]『ヘヴンズ ストーリー』予告編
NETPAC(Network for the promotion of asian cinema)賞とは、アジア映画を世界に普及するために設立された世界各国の映画団体の会員が選出する賞。ベルリン国際映画祭ではフォーラム部門で上映された全アジア映画のなかから選ばれ、2008年には若松孝二監督の『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』が受賞している。
2冠受賞について瀬々敬久監督は、「3大映画祭であるベルリン国際映画祭で2つも賞をいただけたことは大きな喜び。日本はアジアの一員だということをいつも意識して映画を作っています。そんななか、今回の賞をいただき、大変喜んでいます。これを励みに今後も頑張っていきたい」とコメント。
また出演者の1人である村上淳は、本作が各国で映画賞を受賞していることについて「“映画”というランゲージはまさしく世界共通語なんですね。どこまでいくのか、もはや予想がつかない。瀬々監督、心よりおめでとうございます」と祝辞を寄せた。
『ヘヴンズ ストーリー』は、妻子を殺された夫や理由無き殺人を犯した青年、復讐代行を副業にする警官など、殺人をきっかけにつながっていく20人以上の人々の姿を4時間38分の長尺で描いた群像劇で、現在、山形、神戸などで全国順次公開中。また、3月5日より渋谷アップリンクにて2週間限定凱旋公開される。
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