上白石萌歌、宮沢氷魚、山本舞香が9月13日、都内で行われたWOWOW開局30周年記念「連続ドラマW 宮部みゆき『ソロモンの偽証』」(全8話)の完成報告会に出席。それぞれが本作にまつわるエピソードなどを語った。
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上白石萌歌「不思議な気持ち」女優デビュー作と同じ東野圭吾作品で主演
本作は、作家・宮部みゆきによる売上累計300万冊超えのヒューマンミステリーを連続ドラマ化。原作の舞台である1990年代の公立中学校を、SNSが普及する現代の私立高校に置き換え、クラスメイトの不可解な死をめぐって、生徒たちが学校内裁判を行う様を描く。
“学校内裁判”を主導する高校生・藤野涼子役の上白石は、これが連続ドラマ初主演。WOWOWで2012年に放送された連続ドラマW東野圭吾『分身』が女優デビュー作だけに「当時の私は12歳くらい。それから9年が経ち、再び原点に帰ってくるような懐かしさと、背筋の伸びる思いと色々な気持ちが入り混じりました。台本を開いたときに自分の名前が最初にあるのは不思議な気持ちでした」と感慨深げ。
裁判に参加する謎の⻘年・神原和彦役の宮沢は、別の学校の生徒という設定だけに「僕だけ制服が違うのでアウェー感を感じましたが、それすらもはねのけるようなミステリアスな存在感を持っていたので、アウェー感に負けないよう意識しました」と報告。撮影は26歳頃に行われたことに触れて「まさかこの年齢で高校生を演じるとは思わず。学生時代のフレッシュな気持ちを思い出して演じました」と照れ笑いを浮かべた。
宮沢氷魚、芸能界入りは親に事後報告「ダメだと言われるのは分かっていたから」
上白石は、役作りの参考のために本物の裁判を傍聴したそうで「検事という設定なので、傍聴中は裁判の検事の動きや裁判の生の空気を感じ取るように意識。その緊張感ある空気を撮影現場にも持ち込もうと思いました」とこだわりを打ち明けた。
ドラマの内容にちなんで隠し事を発表する段になると、宮沢は「この仕事を始めるにあたり、事務所に所属することを親には言わず、事務所に入ってから伝えました。親には事後報告だったのでびっくりしていました」とまさかの事実告白。事後報告した理由は「親に事前に相談したらダメだと言われるのは分かっていたから」だという。
三宅樹理役の山本は「お泊りができない」と明かし、「ホテルと違って自分の家には必要なものがすべてあるし、芝居をするときは自分の整った環境でやりたいと思うから。甘ったれた理由です」と自虐。
上白石は「この作品の撮影中は重い夢をたくさん見ました。裁判シーンのときは、難しい問題が一生解けないような夢を5日連続で見ました。夢と現実がリンクすることはよくあって、現実での思考と見る夢が結ばれることも多い」とまるで特殊能力のような隠し事を告白。それに山本は「それ特殊能力だよ!」と興奮するも、上白石から「撮影中に夢は見ませんでしたか?」と聞かれると「私!? 爆睡!」と笑い飛ばしていた。
『ソロモンの偽証』は、10月3日22時より放送&配信スタート(第1話無料放送)。
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