相葉香凛が草刈麻有に抱きついて涙！『青い青い空』舞台挨拶

2011.03.06

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昨年10月に浜松で先行公開され、3ヵ月を超えるロングランヒットとなった『青い青い空』。この映画が東京でも3月5日に公開となり、お台場シネマメディアージュで行われた舞台挨拶にキャストの相葉香凛、草刈麻有、橋本わかな、田辺愛美、平沢いずみ、冨田佳輔と、太田隆文監督が登壇した。

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同作は、5人の女子高生たちが書道部に入部。それぞれに悩みを抱えながらも、それを乗り越え成長していく姿を綴った青春映画。ヒロインのしんこ役を演じた相葉は、お気に入りのシーンを聞かれ、クライマックスの書道デモンストレーション・シーンを挙げると、「撮影前から、みんなでずっと書道の練習をしてきました。書道をやっている方からみれば、そんなに上手いとは言えない字だと思いますが、みんなで気持ちを込めて書いたシーン。書き終わったときは、みんな素に戻って泣いてしまって。私は草刈麻有ちゃんに抱きついて泣きました」と振り返った。

同じ質問に草刈は、「私の役どころは、えっと……」と話すものの後が続かず、「本当に苦手なんですよ」と、人前で話すことが得意でないと打ち明けた。その後も頑張るものの、話がまとまらずに大苦戦。監督から助け船を出されてようやく、初めて（相葉扮する）親友のしん子に弱い部分を見せるシーンが見どころだと語り、「ここ（舞台）に立つまではまとめてきたつもりだったんですけど……」と話していた。

この日は本作への協力を惜しまなかった浜松市を代表し、鈴木康友浜松市長も祝福に駆けつけた。市長は「ハンカチなくしては見られない素晴らしい映画」と絶賛すると、「実はこの映画は、監督が単身、浜松に乗り込んできてスタートした。書道を通じて、女子高生が成長していく姿を描きたい。たまたま浜松が書道が盛んだというだけで飛び込んできて、その思いに共鳴した市民の輪がどんどん広がっていった」と、この映画の成り立ちを説明していた。

その後、マスコミ向けに囲み取材が行われれ、共演者について聞かれた相葉は、「草刈麻有ちゃんはイメージとは違って人見知り。結構クールなイメージだったんですけど、さっきの舞台挨拶を見てもらえればわかるとおり、意外と可愛らしいし面白い」とコメント。

一方、草刈は相葉について「プライベートの話とかをするに連れ、すごくサバサバしていて、気が合うところもたくさんあると思った。（相葉が）覚えられなかったセリフも歌にして覚えたり（笑）。すごく楽しい現場でした」と振り返っていた。

また平沢は、女子高生を演じたキャストのうち、唯一20代後半の田辺（トン子役）について「お母さんみたいだった」とコメント。撮影は同じ施設にみんなで宿泊して行われたが、「トン子ちゃんと同じ部屋に泊まっていたんですけど、『洗濯に行ってくるけど、みんなやってるの？』とか、いろいろとお世話してもらいました」と裏話を披露。

すると冨田も「トン子は、撮影がない日もお母さんみたいによくしてくれて、助かりました」とトン子の“お母さんぶり”を評価。橋本も「（自分の）お母さんが心配して、毎日電話がかかって来てたんですけど、トン子ちゃんがいるなら大丈夫ねって感じでした」と証言。

みんなから「お母さん」と言われたトン子は、「みんな、お姉さんって言おうよ」とボヤいていた。