夫婦ゲンカのときは完全に英語! 国際結婚のナオミ・グレースが言葉の苦労を告白
消化剤「タカヂアスターゼ」や、止血剤「アドレナリン」の結晶化に成功し、医学の発展に大きく貢献した化学者・高峰譲吉の姿を描いた『さくら、さくら −サムライ化学者、高峰譲吉の生涯』。この映画が3月5日に公開初日を迎え、ナオミ・グレース、大橋吾郎、古村隼人、松下進と市川徹監督が銀座シネパトスで舞台挨拶を行った。
・『さくら、さくら −サムライ化学者、高峰譲吉の生涯』作品紹介
・[動画]『さくら、さくら −サムライ化学者、高峰譲吉の生涯』予告編
高峰の妻を演じたグレースは、映画初出演。「シンガーとして自分が前に出て歌うのとは違い、映画の撮影はチームワークがとても大切だったので、緊張しました」と撮影を振り返った。
また、自身も国際結婚をしていることに触れ、「時々、日本語が夫に通じないことがあるので
、(高峰の妻の)キャロラインと高峰譲吉も大変苦労したと思います。私は普段日本語を話していますが、夫婦ゲンカのときだけは、完全に英語。夫は日本語になりますね(笑)」と共感を語っていた。
一方、「緊張の撮影現場で、唯一の癒しは、ナオミ・グレースさんの美貌でした」と言う古村は、主演の加藤雅也について「役作りが本当にすごかったので、ドキドキしました。膝がガクガクするくらい、ついていくのが精一杯だったけれど、もう一度共演したい」と話していた。
また、父親が医者だったという市川監督は「子どもの頃、寡黙な父がタカヂアスターゼや高峰譲吉についてよく話してくれたのを覚えています。彼の映画を作ることで、父への思いが重なります」とコメント。知られざる偉人・高峰譲吉が、本作を通じてもっと多くの人に知られるようになってほしいと話していた。
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