全米最強のインフルエンサー議員のドレスが物議醸す

#METガラ#アレクサンドリア・オカシオ=コルテス#ファッション#政治家

アレクサンドリア・オカシオ=コルテス
アレクサンドリア・オカシオ=コルテスのTwitterより

白いドレスに真っ赤な文字で「金持ちに課税しろ」

13日(現地時間)にニューヨークで開催されたファッション・イベント「METガラ」に参加した、アメリカのアレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員のドレスが物議を醸している。

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姓名の頭文字をとって「AOC」の愛称で知られるコルテス議員はニューヨークのブロンクス出身で、ウエイトレスやバーテンダーとして働きながら、2016年の大統領選挙でバーニー・サンダースの選挙事務局でオーガナイザーを務め、2018年の下院議員選挙で、同じ選挙区の現職議員を予備選で破って民主党候補となり、共和党候補も抑えて史上最年少の女性下院議員となった。

ニューヨーク・メトロポリタン美術館で毎年開催される「METガラ」は、年毎に決まるテーマに沿った衣装でゲストが集まるファッションの一大イベントで、今年のテーマは「In America: A Lexicon of Fashion(イン・アメリカ:ファッションの辞典)」。

AOCが選んだのは、ニューヨークのデザイナー、オーロラ・ジェイムズの白いロングドレス。背面に赤い文字で大きく「TAX THE RICH(金持ちに課税しろ)」と書かれていた。

パーティに参加するセレブたちは当然富裕層ばかりで、「Forbes」誌の長者番付に毎年登場する人々も少なくない。SNSには、移民のアフリカ系デザイナーの作品で痛烈なメッセージを訴えるドレスを着用したAOCを讃える声が上がったが、それを上回る勢いで彼女の行動を疑問視する向きも多い。

直裁すぎる主張がファッションとしてクールではない、あるいは、METガラ参加のためのチケットが3万ドルと高額であることなどが指摘されている。

AOCはツイッターで「メディアはメッセージです」「持続可能性にフォーカスする、移民の黒人女性のデザイナーと」「METの扉を蹴破ることを誇りに思います」と綴り、さらに「児童保護、ヘルスケア、そして気候問題のための行動をする時がきました。金持ちに課税を」と訴えた。

さらにAOCは「ニューヨークで選出された役人は、市の文化施設を監督、支援する責任があり、定期的にMet(メトロポリタン美術館)に招待され、出席します」として、自分も招待された1人だったと説明している。

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