『高校デビュー』イベントで溝端淳平らが被災者にエール！宮澤佐江は思わず涙…

2011.03.29

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前列左から塚地武雅、逢沢りな、溝端淳平、大野いと、宮澤佐江。後列左から古川雄輝、岡本玲、菅田将暉、増田有華

人気少女コミックを映画化したラブコメディ『高校デビュー』の公開直前イベント＜SMILE！頑張ろう日本！応援メッセージ＞が3月28日にTOKYO FMホールで行われ、溝端淳平、大野いと、菅田将暉、逢沢りな、古川雄輝、宮澤佐江（AKB48）、増田有華（AKB48）、岡本玲、塚地武雅が登壇した。

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当初は一般客を招いての試写会イベントが予定されていたが、東日本大震災の影響で試写は中止となり、この日はマスコミを通じて被災者にエールを送った登壇者たち。主演の溝端は「今、俳優としての使命は、みんなに少しでも元気を届けること。笑顔ってすごく大事だと思ったので、被災者の方々は不安もあると思いますが、少しでもみなさんに笑顔を届けられれば」と語った。

菅田も「多くの方々が、今、自分に何ができるのかと思い、支援し、努力していこうとしています。決して1人ではありません。大変だと思いますが、前向きに笑っていてほしいです」とコメント。宮澤も「節水や節電はもちろんですが、今（私に）できることは、みなさんに笑顔を届けることだと思っているので、歌やお芝居を通じて元気になってくれたら……。みんなで力を合わせて、明るい日本に戻せればいいな、と思います」と語りかけていた。

また、阪神大震災での被災経験がある増田は、被災者の恐怖や悲しみへの共感を示した上で、「（テレビ報道などを通じ）人と人とが会話を交わし、支え合って、笑い合うということがとても大切なんだということに気づかされました。笑顔を絶やさず、前を向いて行ってください」とエール。宮澤はその言葉を聞きながら、そっと涙をぬぐっていた。

悲しみに沈みがちな登壇者たちだったが、塚地は「お笑い芸人なので、みんなに1回でも多く笑ってもらえるよう、1回でも多くボケていきたい」と話してから一発ギャグを披露して笑いを誘い、会場をなごませた。そして、「僕たちは落ち込むのではなく元気でいなくちゃいけない気がします。これからもどんどんボケていきたい」と意気込みを口にしていた。

本作は、猛烈に恋がしたいのに上手くいかない恋愛初心者の女子高生が、学校1のモテ男子から恋愛指南を受ける様子をコミカルに描いた作品。映画について聞かれた溝端は「初恋の良さとか青春時代の楽しさとか、中高生のバイブルになれば、と思って作りました。学校生活をもっと楽しめるきっかけになる作品だと思います」とアピール。

本作でヒロインを演じ女優デビューした15歳の大型新人・大野はガチガチに緊張。隣の溝端に助け船を出してもらいながら「（演じてみて）私も恋がしたいと思った。（劇中の）自分を見ていて元気になったので、みんなの元気の素になれるかなって思いました」と自信をのぞかせていた。

また塚地は、この春に様々な“デビュー”を飾る人々に向け「見た目の印象ってすごく大事だと思うので、痩せるにこしたことはない。僕はもうオッサンだからどうしようもないですけど、僕が中高生だったら痩せようと努力しているはず」と話してから、「みなさんも痩せましょう！」と呼びかけていた。

『高校デビュー』は4月1日より新宿バルト9ほかにて全国公開される。公開後には劇中の衣装や小道具のネットオークションも行われ、落札額は被災者に寄付されるという。オークションに関する情報は、詳細が決まり次第、映画公式サイトに掲載される。