「素敵すぎる！」「やべぇ、感動」ジェーン・バーキンの行動に日本人が感謝感激！

「ジェーン・バーキン震災復興支援コンサート Together for Japan」が4月6日に渋谷クラブクアトロで行われ、バーキンをはじめたくさんのアーティストや女優たちが登場した。

・［動画］ジェーン・バーキン記者会見
・チャリティで来日したジェーン・バーキンが渋谷で募金活動

イベントは、バーキンの「被災者のことを考えながらライブをお届けしたいと思います」という言葉でスタート。最初に登場したのは鶴田真由で、「多くの方々が日本から出て行くなか、来日してくださったジェーンさんに感謝しています」とバーキンの勇気に感謝してから、谷川俊太郎の詩「えをかく」を朗読した。

続いて篠原ともえが登場。羽をあしらったキュートで上品なミニドレスをまとった篠原は、高田漣とタブラ奏者のユザーンの演奏をバックに「きみはオレンジ」と「レインボー・ララ・ルー」の2曲を披露。途中でクラムボンの原田郁子もピアニカで参加し、観客たちを沸かせていた。さらに、10年ほど前にテレビ番組「LOVE LOVE あいしてる」でバーキンにインタビューしたときの思い出を語り、「そのとき、（番組に）ジェーンさんからバーキンをプレゼントしていただいてチャリティオークションに出したんです。（今回も）日本に真っ先に駆け付けてくださって嬉しいです」と笑顔を浮かべた。

次に登場したのは、故郷の仙台で地震に遭い避難所生活を送っているという渡邊琢磨。振り付け師の黒田育世も登場し、彼のジャズピアノに合わせてダンスを披露、さらに途中から再びクラムボンの原田も登場して渡邊と連弾。トークタイムで渡邊は「ガスがまだ通っていなくて、臭いんですけど……」と照れ笑い。原田は「ジェーン・バーキンのこのような勇気、アクションにより、ライブができてとても幸せです」と話していた。

さらに寺島しのぶが、茨木のり子の詩「わたしが一番きれいだったとき」を朗読。また、「今日、この大変なときにジェーン・バーキンさんがわざわざ“帰国”してくださいました。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます」とも話していた。

最後にジェーン・バーキンが登場。中島ノブユキのピアノ、金子飛鳥のヴァイオリンらの演奏で、「無造作紳士」「Les Dessous Chics」など6曲を披露。合間に「ありがとう」「がんばって！」など日本語の言葉を挟み、日本へのエールを送っていた。

ライブの終盤では「昔から日本が好きだから、（今回も）日本にとても来たかった」と語ったバーキン。最初の来日は40年前で「お腹に娘のシャルロット（・ゲンスブール）がいたときでした。以来、日本を故郷のように思っています」と目を細めてから、先月起きた東日本大震災に触れ「そんな日本に地震と津波と原発事故が起き、私に何ができるかを考えました。そして、『私はあなたたちと共にいる』ということを伝えるために日本に来ました」と、今回の緊急来日について説明。

続けて、「東北のみなさんに伝えてください。イギリス、フランス……世界中の人々が、みなさんの勇気を褒め讃えています。みなさんの行動を見て、勇気と優しさを学びました」と語りかけてから、「これから『La Javanaise』を歌います。この曲が、全てを失ってしまった人たちに届くと嬉しいです」と言い、亡き夫セルジュ・ゲンスブールが作った愛の歌「La Javanaise」をアカペラで歌い上げた。

このイベントはUSTREAMでも生配信され、約6000人の人々が視聴。ツイッターでは「いい夜。素敵すぎる！」「やべぇ、感動」「ジェーン、ありがとう！」「この時期に来日するなんて、すごい」といった声が寄せられた。また、オフィスで見ていた人も少なくなかったようで「すごいセッション。オフィスから帰れない。。。」というコメントや、子育て中の人の「娘ノリノリなのでお風呂とりあえず後回し」といったコメントも。さらに、「タダで見るのは申し訳ないくらい素敵。有料のつもりで募金しよう」「これ観た後、投げ銭感覚で募金する！」といったコメントも次々と寄せられていた。

バーキンは翌7日には東京・足立区にある東京武道館の避難所を慰問。子どもたちと交流したり、パリから持参したたくさんのチョコレートをはじめとした食料などを手渡したりした。

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