日本の国民食「ラーメン」の世界的な人気を支える天才兄弟の生き様
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「ラーメン作りのポイント」を解説する貴重な未公開特別映像も!
日本の国民食「ラーメン」の世界的な熱狂ぶりと、この複雑で繊細な和食麺料理ラーメンの奥深い魅力とエッセンスを検証しながら、世界的なラーメン人気を支えワールドワイドな活躍を見せる、中村比呂人と中村栄利の天才兄弟の情熱と熱い生き様に焦点を当てたドキュメンタリー映画『RAMEN FEVER』(監督・プロデューサー・脚本・撮影・編集:小林真里)が10月2日にいよいよ、全国で公開される。このたび、同作の主人公、ニューヨーク「NAKAMURA」の天才シェフ中村栄利が、ラーメン職人やファンたちに贈る約3分の未公開映像と、本作の監督・小林のオフィシャルインタビュー、最新ポスター、場面写真が公開された。
「ニューヨーク・タイムス」や「ニューヨーカー」といったアメリカの主要メディアも絶賛する、ニューヨーク「NAKAMURA」のラーメンゴッド、中村栄利(『和食ドリーム』)。今回公開された映像は、そんな彼が店頭のキッチンで「ラーメン作りの重要ポイント」について詳しく解説する、本編からは惜しくもカットされた貴重な未公開特別映像だ。
一番のサポーターだった両親が急逝「一家で作った映画」
この作品は、11月にドイツで開催されるゴールデンツリー国際ドキュメンタリー映画祭でのインターナショナル・プレミア上映も決定している。
監督・プロデューサーを務めた小林はこう語る。「2015年の11月にニューヨークを訪れた時、ラーメン店の数が増えていることに気づいたんです。『一体どういうことだろう? 食を超越した文化的な現象なのでは?』。そんなことをぼんやり考えていたら、突然『ラーメンの映画を作ろう。作らなければいけない』というアイデアが降りてきたんです。まるで啓示みたいに。ラーメンが大好きということもなかったですし、映画作りを学んだり映画を撮ろうと考えたこともなかったのですが、このひらめきを直感的に信じて突き進むことにしました。ドキュメンタリー映画ならある程度1人で、低予算で作れると思いましたし。自分は映画評論家としてのキャリアを通して、インタビューが好きで得意だという自信がありました。だから、良い対象に出会えれば素晴らしい映画ができるという確信のようなものがありました」。
中村兄弟との出会いについては「リサーチに時間をかけながら、どういうお店や職人さんを題材にするのがいいんだろうといろいろ候補を考えながら、国際的に展開しているメジャーなチェーンや有名なお店の方とお話をさせていただいたのですが、なかなか話が進展せず、そんな時、映画を売り込むために2016年のカンヌ映画祭に参加したのですが、カンヌに着いたらアシスタントからメールがきて、AFURIさんが映画に興味を持ってくださっていると聞き、帰国後すぐに会いに行きました。それが中村比呂人さんとの出会いでした。そのとき弟の栄利さんの話を聞き、すぐに紹介してくださって、ニューヨークに会いに行きました」と語る。
そして、「この映画を作ると決めた時に、僕の父に思い切って相談したら『面白そうじゃないか』と言って快く製作費を少し出資してくれることになったんです。そのおかげで映画だけに集中し、作る環境ができたので、父には本当に感謝してます。母も献身的にサポートしてくれましたし、この映画の一番のファンでした。何十回も繰り返し見てくれて、本当に素晴らしいと言ってくれて。2人とも3年前に突然亡くなってしまったので、映画館でこの映画を見てもらえないのが心から残念ですし、もっと早く公開できなかったことを今でも後悔していますが、両親には一生感謝してもしきれないです。父と母のおかげでこの映画を作ることができました。あと、中村比呂人さんも栄利さんもこの映画を気に入ってくれたのは、やはり嬉しかったですね。先日も、中村一家全員で映画を鑑賞してくださったそうで『改めて、いい映画だと思いました。中村一家みんながこの映画に感謝してます』と栄利さんが言ってくださって。『RAMEN FEVER』は小林一家が作った中村一家についての映画、と言い換えることもできますね」と結んだ。
『RAMEN FEVER』は10月2日より、全国で公開される。
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