先輩・妻夫木が、説明下手な後輩・松ケンに「話がザックリし過ぎ」と突っ込み!

左から奥田民生、妻夫木聡、松山ケンイチ
左から奥田民生、妻夫木聡、松山ケンイチ
左から奥田民生、妻夫木聡、松山ケンイチ
左からYO-KING、桜井秀俊、奥田民生、妻夫木聡、松山ケンイチ、山下敦弘監督
登壇する妻夫木聡
登壇する松山ケンイチ
妻夫木聡
松山ケンイチ
松山ケンイチ(左)と妻夫木聡(右)
左から松山ケンイチ、妻夫木聡、山下敦弘監督
親しそうに会話を交わしていた松山ケンイチ(左)と妻夫木聡(右)
左からYO-KING、桜井秀俊(共に真心ブラアーズ)、奥田民生
妻夫木聡(左)と松山ケンイチ(右)
左から奥田民生、妻夫木聡、松山ケンイチ
なぜか笑い転げる妻夫木聡(左)と松山ケンイチ(右)
妻夫木聡(左)と松山ケンイチ(右)

評論家・川本三郎の自伝的原作を基に、60年代後半から70年代にかけての熱い時代を駆け抜けた若者たちの葛藤を描いた『マイ・バック・ページ』。この映画の完成披露試写会が4月13日に日経ホールで行われ、キャストの妻夫木聡と松山ケンイチ、山下敦弘監督が舞台挨拶に登壇した。

『マイ・バック・ページ』完成披露フォトギャラリー
[動画]『マイ・バック・ページ』予告編

思わぬ事件に巻き込まれていく生真面目な新聞社の記者を演じた妻夫木。役作りについて聞かれると「(前作の)『悪人』に出てから役作りへのアプローチが変わった」と前置きしてから、原作者の生まれ育った町や母校を訪ねたりしたと振り返った。また、「ただ熱苦しいだけの役にならないよう、日々、自問自答しながら演じていた」と、役に真摯に向き合ったことを明かした。

松山が演じたのは、妻夫木扮する記者を事件に巻き込んでいく自称・革命家の青年。役作りについては、「言葉に説得力がある人物。その言葉で(妻夫木扮する)沢田を絡(から)め取っていくように表現したいと思った」と話していた。

同じ事務所の先輩・後輩である2人だが、共演するのは今回が初めて。松山の印象を聞かれた妻夫木が「9年くらい前に初めて会ったのですが、当時は階段の隅に体育座りして、人見知りするタイプのように見えたので、ちょっと心配した」と振り返ると、松山は「今でもたまに体育座りします(笑)」と応じ、客席からは笑いが。妻夫木は、そんな松山とこの秀作で共演できた喜びを口にしていた。

一方、松山は先輩・妻夫木について「“普通”を演じさせたら妻夫木さんに勝てる人はいない」とべた褒め。さらに松山はその“普通”を演じることの大変さを説明しようとするも、話はどんどん迷宮に入り込み、本人も何を言っているのか分からないような状態に。そんな松山に対し妻夫木は「話がザックリし過ぎなんだよ(笑)」と突っ込んでいた。また、妻夫木よりも遅くクランクインしたという松山は、「クランクインしたときには、(妻夫木が)完璧に役になりきっていたので、引っ張ってもらいました」と先輩への感謝を口にしていた。

中盤には主題歌を手がけた真心ブラザーズと奥田民生も登壇。主題歌は、ボブ・ディランの名曲「マイ・バック・ページ」をカバーしたもので、奥田が原曲の英語の歌詞を、真心のYO-KINGが日本語の歌詞を歌っている。

自らの英語力について奥田は「どうなんですかね〜」と微妙な笑い。YO-KINGが「流ちょうな英語で(笑)、ちょっと肩の力が抜ける」と言うと、奥田は「日本人も外国の方も、何を言っているか分からない」と、誰にも通じない英語であることを強調。また、自分の曲だと評価が恐いけれど、人の曲のカバーは気が楽だと、晴れ晴れした顔で話していた。

一方、主題歌の感想を聞かれた妻夫木が「見終わった後にこの曲が流れて救われる気がした」と話すと、真心の桜井秀俊は「ありがとうございます」と礼を述べていた。

また、映画について監督は「難しい時代を映画化するのは大変でしたが、原作に力があったので」とコメント。妻夫木は「この映画は、見えない何かを求めて時代に翻弄された男たちの物語。今の時代にはない情熱というものを少しでも感じ取っていただけたら」と話し、松山は「力のある映画だと思いますし、エンドロールで流れる『マイ・バック〜』も本当に前向きにさせてくれる素晴らしい曲。楽しんでいってください」とアピールしていた。

『マイ・バック・ページ』は5月28日より新宿ピカデリーほかにて全国公開される。

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