市川海老蔵主演の3D映画がカンヌ映画祭に正式出品! 3Dでは初の快挙
市川海老蔵と瑛太がW主演し、『十三人の刺客』の三池崇史監督がメガホンを取った映画『一命』が、5月11日から開催される第64回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることが決定した。
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同作は、貧しくとも愛する人と共に生きることを願い、武家社会に立ち向かった2人の侍の生き様を描いた感動作。原作は滝口康彦が1958年に発表した「異聞浪人記」で、1962年には『切腹』(小林正樹監督/仲代達也主演)として映画化され、第16回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞している。今回はその原作に基づき再映画化。50年余の時を経て、再び世界へと挑戦する。
カンヌ国際映画祭は、ベルリン、ヴェネチアと並ぶ世界3大映画祭の1つ。なかでもコンペティション部門は、毎年、世界の巨匠らの新作が出品され競い合う場として注目を浴びている。昨年は、ティム・バートンが審査委員長をつとめ、北野武監督作『アウトレイジ』やアッバス・キアロスタミ監督作『トスカーナの贋作』らがパルム・ドール大賞を争った。
また、本作は3D作品で、カンヌのコンペ部門に3D映画が選出されたのは、これが初めての快挙。さらに、3大映画祭を通しても、コンペ部門にアニメの3D映画が選出されたことはあるが、実写3D映画はこれが初めてだという。
本作にはほかに、満島ひかり、役所広司らが出演。三池監督は、カンヌ映画祭正式出品について「いつもと同じ春ならば、どんなに嬉しかったことでしょう。でも、だからこそ、しっかり顔を上げ、前進あるのみです」とのコメントを発表している。
映画『一命』は松竹の配給で、今年10月に公開予定だ。
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