俳優の磯村勇斗が、有村架純主演の新作映画『前科者』に追加キャストとして出演することがわかった。
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磯村勇斗、有村架純と再会「一緒に作品作りをしたいと思っていた」
同作は、「ビッグコミックオリジナル」で2018年1月から連載が始まった同名漫画(原作・香川まさひと、作画・月島冬二)を原作とする社会派エンターテイメント作品。罪を犯した前科者たちの更生・社会復帰を目指し、彼・彼女らと向き合い奮闘していく保護司・阿川佳代(有村)の姿を描く。
磯村が今回演じるのは、連続殺人犯を追う若手刑事の滝本真司。更生間近に忽然と姿を消した男・工藤(森田)を追う中で中学時代の同級生だった佳代と再会。2人は、被害者や遺族の思いを胸に犯罪者を追う者と、加害者の更生を願い寄り添い続ける者として対峙するが、それにはとある過去が…。
有村とNHKの連続テレビ小説『ひよっこ』以来の共演となる磯村は「いつかまた一緒に作品作りをしたいと思っていたので、今回、映画で再び共演することができ、うれしかったです」と再会について喜びをコメントしている。
また今作で岸監督作品初参加。「初めてご一緒させていただきましたが、ずっとドキュメンタリーを撮られてきた方ならではの、長回しや一発本番などの演出が緊張感もあり、たまらなく楽しかったです。『緊張の中で生まれるものを見てみたい』とおっしゃられていて、集中力のいる刺激的な現場でした」と撮影を振り返った。
岸監督は磯村に関して「物語の中では、保護司の阿川佳代と前科者・工藤誠の対極にいるような人物です。過去の経験が色濃く反映された役で、とても複雑で、セリフだけでなく表情や身体の表現がとても重要でした。普段は淡々としている磯村さんですが、撮影では期待をはるかに超えた滝本真司に豹変してくれました。必見の価値ありです」と語っている。
キャスティング担当のおおずさわこも「磯村さんとは映画『ヤクザと家族 TheFamily』(21年)で初めてご一緒したのですが、彼は眼差しによる演技が抜群に上手い役者だと感じました。そして彼のその魅力は長年ご一緒している岸監督の作品でも大いに活きるのではと思い、本作の滝本真司役のキャスティングの際に提案させていただきました。ちょうど岸監督も『ヤクザと家族』を試写で見てくださっていて、磯村くんに相性の良さを感じていたことで今回の起用となり、狙い通り本作でもその魅力を遺憾なく発揮してくださいました。ぜひ劇場で磯村さん演じる滝本真司の複雑な心情を、様々なその眼差しから感じ取っていただければ」と磯村のキャスティングに自信をのぞかせた。
『前科者』は、WOWOWにて2021年11月に連続ドラマを放送・配信(Amazon Prime Videoにて見逃し配信も予定)。2022年1月に映画を公開。
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