神尾楓珠、騙したつもりが“毒母”に飲み込まれる…『親密な他人』で妖艶な黒沢あすかに求められる青年に!
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黒沢あすかと神尾楓珠が切り拓く狂気の愛
黒沢あすかと神尾楓珠が主演し、コロナ禍の東京を舞台にしたサイコスリラー『親密な他人』。その来年22年春の公開に先立ち、10月30日から開催される東京国際映画祭
本作品は、塚本晋也監督『六月の蛇』で主演デビュー後、母性を見せつける演技力で定評のある黒沢あすかにとっては18年ぶりの主演作品となる。
黒沢は、「演じました石川恵も私も、決して若くはありません。でもそのぶん、酸いも甘いも経験した道を歩いて来たはずと、自分を鼓舞させた日を思い出します。中村監督とめぐり逢い、眠らせていたもう一人の自分がざわめき立ちました」とアピールした。
一方の神尾楓珠も、12月公開『彼女が好きなものは』、来年公開『20歳のソウル』、ドラマ『顔だけ先生』が控え、飛ぶ鳥を落とす勢いの人気俳優となっている。
本作品では、愛する人を失って身代わりを見つけようとするいびつな母性と狂気の女に近づく母の愛を知らない孤独な青年という、これまでにない役柄に挑戦している。
監督は、ドキュメンタリーとドラマの境界を自由に行き来して映画を作り続ける中村真夕。劇映画『ハリヨの夏』で監督デビュー後、ドキュメンタリー映画『ナオトひとりっきり』『愛国者に気をつけろ!鈴木邦男』などを通じて独自の視線で社会を見つめ、国内外映画祭で高い評価を受けてきた。
中村監督は本作品で、日本の母親の包みこむような温かさと共に、のみこむような怖さを描く。その動機となったのは、14年間イギリスとアメリカで過ごし日本に帰ってきて感じた「日本の母親の子ども、特に息子に対する、並々ならぬ愛情の注ぎ方と、執着だった」という。
母性とは神聖なものなのか? ──長年あたため続けてきた疑問を基に、本作品では、依存し愛し過ぎるが故に親子関係がいびつになっていく状況をミステリーを絡めた物語にしたのだと語る。
「日本だけでなく欧米でも母親は神聖なものとして扱われることが多いが、そうではない悪女性も同時に表現できればと考えている。母性と女性の間でゆれながら生きるリアルな女性を、これからも映画の中で描きたいと考えている」
“求め続ける母性”と“青年の孤独”が交差した先にある、狂気の結末とは?
本作品は、愛する人を失って身代わりで母性を満たそうとする女と、騙す狙いで近づく孤独な青年のリアルな心情を描いたサスペンス・スリラー。
46歳のパート販売員・石川恵(黒沢)は、1年前に行方不明となった最愛の息子・心平の帰りをずっと待ち続けてきた。そんなある日、彼女の前に息子の消息を知っていると言う20歳の謎の青年・井上雄二(神尾)が現れる。心平の消息をめぐって、やがて2人は親子のような、恋人のような不思議な関係になる。しかし雄二には隠された目的が、また恵には誰にも言えない秘密があった──。
公開された予告動画では、神尾演じる雄二を自宅マンションに招き入れ、「あなた、行くあてないんでしょ? しばらくここにいれば?」と誘う黒沢演じる恵が、徐々に雄二を虜にしていく様子、そしてやがて互いに欺き騙された果てに涙ながらに抱擁する2人が描かれている。
『親密な他人』は、11月3日に東京国際映画祭でワールド・プレミア上映される。
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