平凡な15歳の少年が平安時代にタイムスリップし、鬼と人との戦いに巻き込まれていく姿を描いたアニメ映画『鬼神伝』。この作品の初日舞台挨拶が4月29日に新宿ピカデリーで行われ、声優をつとめた石原さとみと中村獅童、音楽を担当した宇崎竜童、主題歌を歌う福原美穂が登壇した。
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この日は、石原と中村の2人が演じた役のお面をかぶって登場。鬼の少女「水葉」の声を演じた石原は「初めて鬼役をやらせていただきました。良かったらまた、ぜひ見に来てください」と挨拶。
その水葉と敵対する僧侶・源雲の声を演じた中村は、1番好きなセリフを聞かれ、「守りたいのじゃ、この国の平和を」と役になりきり口にすると、場内からは大きな拍手が巻き起こる。
これには、司会をつとめるテレビ東京の大橋未歩アナウンサーも「やはり源雲には源雲の信じるものがあったんですよね」と感心した様子。だが、改めてこのセリフを選んだ理由を尋ねると、中村は「今、仰ったとおり、源雲には源雲の信じるものがあった」と、大橋のコメントをそっくりモノマネ。大橋は「余計なこと言うんじゃなかった」と反省しつつも、「中村さんご自身としてはいかがですか?」と言い方を変え、再度質問。しかし、再び「まったくその通りで」と返され、大橋は「源雲ばりに手強い相手でござますけれども」と根を上げていた。
一方、石原が好きなセリフとして挙げたのは「あなたの力が必要なの」というもの。「収録中にもキーになっていたワードだったので印象に残っています」と話していた。
また、音楽担当の宇崎は「監督から和物の楽器と洋物の楽器をぶつけて欲しいと言われた」そう。そこで宇崎は、かつて和太鼓奏者の林英哲らと組み「竜童組」というロックバンドをやっていたことに触れ、「戦いの場面なんかは和太鼓を乱打するような音楽にしようと考え、竜童組のメンバーを集めて再結成し、『続☆竜童組』という名義で音楽を担当させていただいた」と語っていた。
最後に石原は「この作品は全部手描き。本当に長時間かけて汗水たらしながら大勢で作っています。それを知った上でもう1回見てほしいなと思います」と映画をアピールしていた。
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