金子大地、カネも学歴もコネもない若者が2036年の未来を乗り切るには“バカパワー”で!

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未来世紀 SHIBUYA
(C)HJ ホールディングス

若手人気WeTuber目指すズッコケ2人組のバカ騒ぎ

2036年のデジタル社会で、カネも学歴も家族もない若者たちが直面するであろう問題を痛烈に炙り出す異色作『未来世紀 SHIBUYA』の配信が、11月26日より開始されることがわかり、キービジュアルも公開された。

今から15年後の2036年は、デジタル技術の利便性をお惜しみなく受けられる富裕層がいる一方で、カネも学歴もコネも持たない人たちはどのような影響を受けるのか──本作品は、そんな日本の近い将来の姿を、動画配信に奮闘する若者たちを通じて痛快に炙り出す完全オリジナル動画エンタテインメントだ。

デジタル化社会底辺を生きる若者を演じるのは、『猿楽町で会いましょう』『サマーフィルムにのって』『先生、私の隣に座っていただけませんか?』と話題作への出演が相次ぐ金子大地と、『天気の子』で主人公・森嶋帆高を演じ注目を集め、舞台『千と千尋の神隠し』でハクを演じた醍醐⻁汰朗。

金子は、本作が描く15年後の未来について、「人と人、という大切な部分は変わらないと思うので、すべての人が分け隔てなく暮らせる明るい世界であってほしい」と語る。本作品については、「新しいことに挑戦している作品だからこそ、枠に囚われずに楽しんでいただきたいですし、“こんな作品は見たことがない!”と言える作品になっている自信がある」とアピールした。

一方の醍醐は、科学の発達に好感を持ちながらも、本作品を通じて怖さもあることを実感したと明かし、「できればあまり変わってほしくないこともあるし、平和な未来であってほしいと願います。この作品はビジュアルがポップで気軽に見やすい仕様になっていますが、同時に社会への問いを投げかけている題材で、メッセージ性もあります」と想像以上に深い問題意識に支えられていると感想を述べた。

監督を務めたのは、『不能犯』『貞子 vs 伽椰子』などで根強いファンを持つ白石晃士。白石監督自らが全編カメラを回し、従来の撮影に囚われない斬新なPOV手法で想像を超える世界を創り上げた。

白石監督は、ホラーでもバイオレンスでもサスペンスでもない作品を商業的に作ったのは今回が初めてということもあり、「新鮮な気持ちで未来世界を構築できた」と語る。

「ズッコケ2人組のバカ騒ぎを楽しみながら撮影することができました。仕上げでも様々な遊びに挑戦し、よくこんな、かつてない企画がやれたな、やらせてもらえたなと。配信動画という設定なので、視聴者の皆さんにはまさにYouTubeを見るように気軽な感覚で楽しんでいただけたら本望です」とアピールした。

ノリとバカパワーで動画配信界のスターへ!?

本作品は、AI、脳内チップ、脳内記憶操作、空飛ぶ車などが暮らしの中に浸透する一方で、今では起こり得ないトラブルや新たな現象が発生する15年後の“現実”を描くエンタテインメント作品だ。

孤児として育ったミツル(金子)とカケル(醍醐)は、ふたりで動画配信サービスWeTuber「正義マン」として活動するも、人気WeTuberには程遠く、その日暮らしの毎日を送っている。そんなある日、錆びれたシブヤの一角で言動不明・謎の暗号を繰り返し常にマネキンを抱える通称“マネキンおじさんを目撃、動画配信サービスに投稿すると、瞬く間に再生回数が伸びていく。これを機に視聴者から“AI 恋人との恋愛の悩み”“失った記憶の再生”“全く別人格の記憶移植”など次々と奇妙な相談の依頼が届くようになる。持ち前のノリと生まれ持ったバカパワーだけで問題解決に向けてカメラを回し続ける2人だったが、徐々に不可解な事件に巻き込まれていく──。

『未来世紀 SHIBUYA』(全6本)は、動画配信サービスHuluで11月26日より一挙公開される。