なんと『ガンダム』の大河原邦男が描き下ろし！『サンダーバード５５／GOGO』ポスター!!“あの”撮影手法も公開

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特撮人形劇の“スーパーマリオネーション”を完全再現！

『サンダーバード』の日本公開55周年プロジェクトの目玉として企画された映画『サンダーバード５５／GOGO』が、来年22年1月7日より劇場上映、1月8日よりオンライン上映されることが決まり、本ポスタービジュアルも公開された。

『サンダーバード』はジェリー・アンダーソンの代表作で、スーパーマリオネーションと呼ばれる独自の撮影手法を駆使した特撮人形劇の最高傑作として1965年にイギリス、翌66年に日本でも放送されたテレビシリーズ。『ウルトラセブン』をはじめ今日の『シン・ゴジラ』に至る日本の特撮、ロボット・SFアニメ作品や、『2001年宇宙の旅』『スター・ウォーズ』『007』といった世界のSF作品&作家に影響を与えた伝説的作品として知られている。

今回、そのオリジナルの撮影手法を完全再現し、新作3話を『シン・ウルトラマン』の樋口真嗣監督が日本公開用に構成し直し、エピソードはそのままに世界初の1本の映画として制作する。

『ガンダム』の大河原邦男が謙虚且つ真摯に描く

今回公開されたポスタービジュアルの作画はなんと、日本を代表するロボットアニメ『機動戦士ガンダム』のメカニックデザインを担当した大河原邦男で、今回のために特別に制作したもの！

当時のビジュアルに近いレトロで懐かしいタッチのポスターには、ペネロープ、スコット、バージル、ゴードンの姿も覗く。

大河原は「今まで50年近く多くのイラストを手掛けてきましたが、ほとんどが自分のデザインしたメカたちでした。『サンダーバード』のメカニックは存じ上げていましたが、放映当時はアパレル産業に就くべく勉強していた時代で、作品の内容に関しては余り詳しく知りません。サンダーバードファンの皆様からは、メカの形状解釈が違っているとのご指摘があるかもしれませんが、全力で描かせて頂きました」と、謙虚且つ真摯なコメント。

その上で、「長い間世界中に多くのファンを持つ『サンダーバード５５』のキービジュアルに関わる名誉と責任を痛感しました。このプロジェクトに参加させて頂き、仕事人生に又一つの思い出が加わりました」と感謝の気持ちを語っている。

・その他、大河原の描き下ろしイラストの数々はコチラ！

この本ポスタービジュアルは、9月30日に行われたサンダーバードファンイベントで初めて公開され、配信に参加したファンたちの期待も一気に高まった。

メイキングで明かされる！後にも先にも類を見ない、独特の表現手法

あわせて公開されたメイキング映像は、後にも先にも類を見ない60年代当時のスーパーマリオネーションと呼ばれる独自の撮影手法を使用したメイキングの様子が映し出されている（https://youtu.be/FpdVT4H7c7I）。

懐かしくありながら今見ても実に斬新で、『サンダーバード』特有の温かみを感じさせる秘密を垣間見る思いだ。

プロデューサー兼監督のスティーブン・ラリビエーらは、当時の撮影方法にこだわった理由を語った。

「作業する過程で現代の映像技術を使う方が楽だと感じることもある。それでも当時の手法を使うことを選んだ。この撮影技術や人形、特殊効果は、未来に残すべきものだ。『サンダーバード』が放送、公開されるたびに、さまざまな世代の子どもたちが魅了されていく。全ての伝統的な技術を次世代のアーティストたちに受け継いでいくべきだよ」

『サンダーバード５５／GOGO』は、来年22年1月7日より劇場上映、1月8日よりSTAR CHANNEL MOVIESでオンライン上映される。