「週刊少年キング」に連載され、1970年代に人気を博したアクションコミックを映画化した『ワイルド7』の製作現場会見が、5月2日に埼玉県川口市にあるロケ地の一角で行われ、キャストの瑛太、椎名桔平、丸山隆平(関ジャニ∞)、宇梶剛士、阿部力、平山祐介、松本実、中井貴一と、『海猿』シリーズのヒットメーカー・羽住英一郎監督が登場した。
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・往年の人気コミック「ワイルド7」が瑛太主演で実写映画化!
ワイルド7とは元重罪犯たちが所属する警視庁の超法規的機関で、凶悪犯を「逮捕」ではなく「退治」する任務を担う。映画は、その7人のメンバーたちの活躍を描いたダークヒーローアクションだ。瑛太から松本に至るキャストがワイルド7のメンバーを演じ、中井が、ワイルド7を率いる警視正を演じる。
まだ撮影中ながらも、瑛太は「原作ファンの方も裏切らないようなものすごい超大作ができると思うので、期待していて欲しい」と挨拶し、自信をのぞかせた。アクションの迫力も見どころだが、瑛太は、バイクシーンや銃撃シーンでの監督の要求の高さを振り返り、「監督のドSぶりが発揮されて、楽しくやらせていただいております」と苦笑い。
続いて椎名も「監督のドSなシーンが僕にもありまして、炎がすぐ下から出ているような場所でスンナリ芝居をさせていただき、結構熱かったです」とこれまた苦笑いしていた。
一方、映画初出演の丸山は「バイクも免許を取るところから始め、初めてのことばかりでいっぱいいっぱいになるのかと思っていたのですが、和やかさとピリピリ感が相まみえた現場で、リラックスしながらアクションに取り組めた」と満足げ。
阿部は、撮影でストッピーやウィリーといった高度なバイクテクニックに触れ「スタントマンの方か僕しかできないので、そこをぜひ見て欲しい」と胸を張った。すると平山が「僕の目の前でそのシーンの撮影があり、誰がストッピーをしたかちゃんと顔を見ていた」と話し、阿部に「ねっ!」と意味深な笑みを投げかけていた。
記者から「ワイルドになるためにしたことは?」という質問も寄せられ、瑛太はエアガンを購入して自宅で練習したと回答。丸山は「いつもより肉を多く食べるようにしました」と明かし、元暴走族ヘッドという経歴の宇梶は「(劇中で)バイクに乗ったので、遠い昔に封印し捨て去った過去を思い出し、表現できたような気がします」と微妙な笑顔で告白、会場の笑いを誘っていた。
また、映画のテーマにからめ「退治したい悪は何?」という質問もあったが、「ベランダにコウモリのフンが落ちているのですが、殺したりするのも良くないし…」(瑛太)、「太ると困るので食欲を退治したい」(丸山)、「今日で(自分の撮影が)終わりかと思うと寂しくて、寂しがり屋病を退治したい」(松本)と生ぬるい答えが続き、これに対して中井が「みんな当たり障りのないことを言うなぁ」と苦笑い。中井は「(劇中で描かれているのは)今の世の中で、一番、国民が欲していることだと思うんです。裁判でも被害者が守られないという社会のなかで、誰かに悪を退治して欲しいと思っている人がたくさんいるんじゃないか」と説明してから、「もし僕がこのメンバーを引き連れていたら、徹底的にやると思いますよ(笑)」と、“徹底的”の部分に力を込めて語った。
最後を締めた監督は「手応えはバッチリです」とニッコリ。「見たいものすべてが詰まっている映画になっていると思うので、期待してください」とアピールしていた。
『ワイルド7』は3月中旬にクランクインし5月中旬にクランクアップする予定。2012年新春より全国公開される。
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