有村架純、落花生の収穫体験を通じ“俳優”という職業を見つめ直す

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(C)2021『人と仕事』製作委員会
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和気あいあいと落花生の収穫! 有村架純と志尊淳『人と仕事』本編映像

有村架純と志尊淳が、俳優としてでなく、ひとりの人間として“エッセンシャルワーカー”と呼ばれる農家、保育士や介護士といった人たちの現状をレポートするドキュメンタリー『人と仕事』。その公開を10月8日に控え、有村と志尊が実際に農家の仕事を取材・体験する本編映像と場面写真が公開された。

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公開された本編映像では、農家を訪れた有村と志尊が、和気あいあいとした雰囲気で落花生の収穫を体験し、自身の仕事とも重ね合わせながら農家の声に耳を傾ける場面が映し出されている。

ジャージ姿に軍手をした2人は収穫方法を教わると、旬を迎え沢山の実がついた落花生を土の中から掘り出していく。

「落花生って土から……?」と驚きつつも、初めて見る収穫時の落花生に「うわーすごい!」「そんなにデカいんだ!」と興奮気味の笑顔がこぼれる2人。「よいしょー」と声を掛け合いながら、大きな落花生の株を引き抜くと、腕いっぱいに抱え、「なんか嬉しい、これ!」と作業を楽しむ様子がうかがえる。

続いて、房についた落花生の実をカゴに仕分けていく工程では一転、真剣な表情で黙々と作業を進める2人。一見時間がかかる地味な作業だが、有村は「準備とか、自分たちの仕事と似てるな」と、俳優の仕事との共通点を見つけ、志尊も「自分と向き合う感じ」と思いを馳せる。

動画の中で2人は、こうした作業の様子以外にも、「4月に緊急事態宣言が出てしまって、たまねぎの卸し先がなくなってしまって処分したとか、市場に出しても1円とか、給食がなくなってしまって……」といった切実な事情に耳を傾ける姿も見せている(https://youtu.be/-owQl4N_jgc)。

この本編映像に合わせ、落花生の収穫を体験する2人の姿を捉えた場面写真も公開された。演じるときとは違う素の2人の様子が切り取られており、注目だ。

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・その他の場面写真はコチラ!

「コロナ禍の“負”を押しつけられた人々に寄り添いたい」

本作品は、有村と志尊が出演し、森ガキ侑大監督、河村光庸プロデュースで劇映画を制作する予定がコロナ禍で中止となり、急遽代案として企画されたドキュメンタリー映画だ。

森ガキ監督は、大学時代にもドキュメンタリーを手掛けたものの、現実を直視する辛さにもう2度とやるまいと思っていたという。しかし、「こんな時だから作る理由があると直感した」と語る。

そして、エグゼクティブプロデューサーの河村は、コロナ禍によって「“個の自立”は“自助”にねじ曲げられ、人々は“自己責任”を強いられ、結果“個”の分断が引き起こされ、“社会の分断”へと拍車がかけられた」と言い、“エッセンシャルワーカー”と“リモートワーカー”が分断され、エッセンシャルワーカーにコロナで生み出された“負” が背負わされている現状を憂う。

『人と仕事』は、10月8日より3週間限定で劇場公開される。