伊藤潤二原作のホラーコミックを原作に、これまで7回に渡って映画化されてきた『富江』。その最新作となるシリーズ8作目の『富江 アンリミテッド』の完成披露上映会が5月10日に新宿バルト9で行われ、キャストの荒井萌、仲村みう、多田愛佳(AKB48)と、井口昇監督が登壇した。
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主人公の月子役を演じた荒井は、出演が決まったときの感想を聞かれ「ホラーがすごく苦手なので、お話をいただいたときはすごく緊張もした。ホラーの現場ってどんな感じなのかという気持ちがあったが、実際に現場に入ってみたら雰囲気がすごく楽しかった」と話していた。
荒井と共にW主演で、タイトルロールの富江役に扮した仲村は「人気シリーズだし、原作ファンも多いので、最初はすごくプレッシャーが大きかった」とコメント。その後、富江と同じところにホクロがあることを明かし、「(原作の伊藤潤二に)会って、ご挨拶をしたときに、ホクロは書いてきたんですかと聞かれた。その時点で富江にホクロがあることを知らなかったので、何言ってるんだろうと思ったが、ホクロがいいところにあると言われたので頑張るしかないなと思った」と、ホクロがポイントになっていたことを語った。
月子の友人・佳恵役に扮した多田は本作が女優デビュー作。「ホラーを見るとお風呂に入れなくなっちゃうので、あまり見ない。ですが、この映画は恐いだけじゃなく面白い作品になっているので、何度も見ていただいて、笑って恐がっていただきたい」と映画をアピール。
と、この言葉に「笑って?」と微妙な反応を示したのが井口監督。だが多田は、そんな監督の反応を気にもせず、マイペースで「ちょっと面白いですよね。この作品」とコメント。褒められたのか否かが判然としない監督が「まあね」と曖昧な答えをすると、多田は「佳恵が顔がなくて廊下で笑ってるシーンがあるじゃないですか? あれ、笑っちゃいましたよ」と発言。監督が「複雑ですね。ホラー映画ですから恐がって欲しい」とボヤくも、多田は「いい意味で面白かったです」と続け、客席を笑わせていた。
また、この日の上映では、劇場がお化け屋敷化するというコンセプトのもとさまざまな趣向が凝らされ、舞台挨拶中にも突然、灯りが落ち、再び点くとセーラー服を着た富江が増殖しているというドッキリ演出も施された。これに、マジで泣いてしまったのが荒井。一方、仲村は「電気が消えた瞬間に両端から腕を捕まれたのが1番のビックリでした」と、荒井と多田からしっかりと頼られていたことを明かしていた。
『富江 アンリミテッド』は5月14日より新宿バルト9ほかにて全国公開となる。
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