ブラッド・ピットがカンヌ映画祭で主演作『ツリー・オブ・ライフ』への思いを語った

ブラッド・ピット
(C) Kazuko Wakayama
ブラッド・ピット
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ブラッド・ピット
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ブラッド・ピット(左)とジェシカ・チャステイン(右)
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第64回カンヌ国際映画祭で『ツリー・オブ・ライフ』の記者会見が行われ、主演兼プロデューサーのブラッド・ピットと、彼の妻を演じたジェシカ・チャステイン、プロデューサーのデデ・ガードナーらが登壇した。

[動画]『ツリー・オブ・ライフ』予告編

鬼才テレンス・マリックが監督し、カンヌでも大きな注目を集めている同作。世界各国からプレスが殺到し、入場できない記者も続出するなかでの会見だったが、ピットは「自分が手がけなければならないと感じ、4年前から参加しました」と語った。

成功した実業家が人生を振り返る形で綴られていく物語で、家族の姿、過去から未来へと受け継がれる命の連鎖をテーマにした作品。ピットは「子どもたちは厳格な自然である“父”と、恵みと愛の象徴である“母”との間で揺れながら成長していく。この映画はなぜ、何のためにこの世に生まれて、そして死んで、一体どこに行くのかを描いた作品だ」と説明。また、自らの少年時代と似ている部分もあると話し、「脚本を読んだとき、自分が幼かったころを思い出した。(自分の父親も)あそこまで厳格ではなかったが、どこか似ているところがあった」と続けた。

一方、チャステインは「監督とは撮影の約3ヵ月前から役作りの相談をしました。そこで、前もって出来上がりを計算するような演技プランを立てるのではなく、瞬間、瞬間をとらえるアプローチを学びました」と振り返った。

公式の場に現れないことで有名なマリック監督は今回も欠席したが、その人となりについてピットは「とても優しい人で、1日中、よく笑っている。トイレにも行くよ(笑)。毎日喜びを見いだして、キャラクターを愛おしみ、とてもリスペクトしてくれる」と教えてくれた。

『ツリー・オブ・ライフ』は8月12日より丸の内ルーブルほかにて全国公開される。

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