松たか子と親子共演を果たした松本幸四郎「父親は後ろ姿が寂しい」としみじみ

「腕を組んでください」というカメラマンの要望に気軽に応じてくれた松本幸四郎(左)と松たか子(右)
「腕を組んでください」というカメラマンの要望に気軽に応じてくれた松本幸四郎(左)と松たか子(右)
「腕を組んでください」というカメラマンの要望に気軽に応じてくれた松本幸四郎(左)と松たか子(右)
見つめ合う松本幸四郎(左)と松たか子(右)
松たか子
収録中の松本幸四郎(左)と松たか子(右)
収録中の松本幸四郎(左)と松たか子(右)
収録中の松本幸四郎(左)と松たか子(右)
松本幸四郎(左)と松たか子(右)
会見中の松本幸四郎(左)と松たか子(右)

地球上で暮らす全ての“いのち”の営みを描いたBBC製作のネイチャードキュメンタリー『ライフ ―いのちをつなぐ物語―』。この映画で日本版のナレーションに挑戦した松本幸四郎と松たか子が、5月28日に都内スタジオで公開収録と記者会見に臨んだ。

[動画]『ライフ ―いのちをつなぐ物語―』予告編
『ライフ』公開収録と記者会見、その他の写真

2人にとって映画のナレーションはこれが初体験。しかも親子共演となる。松本はこの仕事を受けた理由について「3つほど考えた。1つ目は『ライフ』という作品が素晴らしい作品だということ。2つ目は今回の震災。3つ目は、こういう父の心を知ってか知らずか、たか子が『お父さん、この仕事をやりましょうよ』と言ってくれたこと」と語っていた。

一方の松は、父親と一緒にナレーション収録したことに関して「初めて、ですかね」とコメント。緊張したかとの質問には「父と息を合わせながらの掛け合いは、とても緊張感があって、楽しくやらせていただいた」と回答していた。

また松本は、娘(松)のナレーションの感想を尋ねられると「ナレーションを収録しているときは娘も父親もありません。ライバルですから、少しでも父親の方がいいナレーションだと思っていただけるよう、一心にやった」とライバル心をのぞかせた。

その後は記者からの質問が。映画にはゴリラの父親も出て来るが、映画を通して、父親として共感したことを問われた松本は「父親というのは我々の世界も動物の世界も、後ろ姿が寂しいですね。彼(ゴリラ)の後ろ姿に哀愁を感じました」と話し笑いを誘う。

松は、「松本家を動物に例えると?」という質問に「ほぼナマケモノと言っていいんじゃないでしょうか」と回答。隣の松本から「それは家族全員が?」と突っ込まれ、慌てて「いやいや、私が」と応じていた。

また、「互いを動物に例えると?」という質問には、松本が「(松は)小動物系だと思っていたが、人妻になりましたから、チーターとかピューマとか、そういう動物になってきた」と肉食系になってきたことを仄めかす。松は、そんな父親を「百獣の王ライオンでいたいんだろうなという“何か(ほかの動物)”」と回答。松本は「ライオンも後ろ姿は寂しいんですよ」としみじみと答えていた。

さらに記者から「新しいライフ(命)はまだ宿っていない?」との質問が寄せられ、松は「私のライフはまだ宙に浮かんでいる。そのときじゃないんだろうって思っています」と答えると、隣で聞いていた松本は「父親には刺激が強すぎる」とボヤき、笑いを誘っていた。

『ライフ ―いのちをつなぐ物語―』は9月1日よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開となる。

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