加賀まりこ主演、塚地武雅(ドランクドラゴン)出演の新作映画『梅切らぬバカ』より、新たな場面写真が公開された。また、キャスト陣からコメントが到着した。
・映画『梅切らぬバカ』解禁された場面写真、ポスタービジュアルはこちら!
自閉症を抱える息子と母親が織りなすヒューマン・ドラマ
本作は、自閉症を抱える息子と母親が織りなすヒューマン・ドラマ。日本の若手映画作家を育てる「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」の長編映画として選出・製作された。監督は和島香太郎が務める。
山田珠子(加賀)は、息子・忠男(塚地)と2人暮らし。毎朝決まった時間に起床して、朝食をとり、決まった時間に家を出る。庭にある梅の木の枝は伸び放題で、隣の里村家からは苦情が届いていた。ある日、グループホームの案内を受けた珠子は、悩んだ末に忠男の入居を決める。しかし、初めて離れて暮らすことになった忠男は環境の変化に戸惑い、ホームを抜け出してしまう。そんな中、珠子は邪魔になる梅の木を切ることを決意するが…、というストーリーが展開される。
加賀まりこ「ますます好きになった」塚地武雅に信頼感
本作で珠子を演じるにあたって加賀は「障害を持つ子供の親の方は、ヒトに優しい、責任感が強い。そこを大事にした」とコメント。塚地との共演について「前からファンだったが、ますます好きになった」と述べた。
自身のアイデアで忠男に「ありがとう」と言うシーンは、演じた後も夢に出てきたという。「息子に感謝を伝えたくて、監督に加えてもらったセリフだったので、思い入れがあります。ただ、あのシーンは監督から、感情出しすぎってダメ出しをされて、ムッとして。自分が演じきれてないという思いが、ずっと残り『夢』になったのかなぁ」
塚地は、「演技が上手いと思う芸人ランキング」で1位にもなる才能の持ち主。今回忠男を演じる上で「グループホームを訪問し、自閉症の人達の生活を見させていただいたり、ご家族や世話人の方からもたくさんお話を聞かせていただきました」と明かした。「ドキュメンタリーの映像もたくさん見させていただきました。そうするなかで自分の中に忠さん像が見えてきて、それを真っ直ぐに演じました。感情に忠実だったり規則的な習慣、母の教えを守るといった部分などはどこか幼児のようで、そのまま大人になったような風にも解釈し演じました。プレッシャーもありましたが、真摯に全力で演じました」と語った。
加賀との共演を振り返って「グループホームにちゅうさんを預けるシーンの加賀さんは本当に母の目をしてらして、泣いちゃいそうになってしまうので、本番は感情を忘れて演じました。加賀さんに身を預けていたら親子になれましたね」と信頼感を口に。でき上がった映画を見た感想を問われて「自分が作品の邪魔になっていないかが気になって、客観的に見るのが難しいですね。なので、できれば見たくないと毎回思います(笑)」と謙遜していた。
『梅切らぬバカ』は11月12日より全国ロードショー。
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