想定外だった父の再婚…『かそけきサンカヨウ』で娘の心の機微を好演
TBS系列のドラマ『ドラゴン桜』で文系トップの秀才・小杉麻里を演じた志田彩良が主演を務める映画『かそけきサンカヨウ』。10月15日の公開を前に、父から突然告白されて驚く志田演じる娘の本編映像が公開された。
公開されたのは、父親の直（井浦新）が、娘の陽（志田）に恋人ができたと告白するシーン。
陽は、幼い頃に両親が離婚し、ずっと父・直と穏やかなふたり暮らしを送ってきたが、これを機にそんな生活が一変する。
陽が支度した夕飯を2人で食べているが、コショウを取りに陽が席を外した瞬間、直は、ふと思いつめた表情で「陽、大事な話がある」と話を切り出す。
「恋人ができた。その人と結婚しようと思う」
父からの突然の告白に驚き、陽はおもわず黒コショウを挽く手を止める。
これをターニングポイントに、陽は、父の再婚相手である美子（菊池亜希子）と連れ子の4歳のひなたと新しい生活を始めることに。本作品で志田は、そんな環境の変化と共に訪れる思春期の女性ならではの心の機微を、丁寧に演じている。
両親が離婚、父と共に再婚相手を迎えた娘の葛藤
本作品は、父の再婚相手とその連れ子の4人で暮らすこととなった女子高生・陽の葛藤と成長を描く。
陽は、新たな暮らしへの戸惑いを同じ美術部に所属する陸（鈴鹿央士）に打ち明け、淡い恋愛感情を抱くようになる。実の母・佐千代への想いを募らせた陽は、絵描きである佐千代の個展に陸と一緒に行く約束をするが……。
監督は、作品に流れる空気感やリアリティが高い評価を受け、『愛がなんだ』のヒット以降、『アイネクライネナハトムジーク』、『mellow』、『his』に次いで今年は『あの頃。』、『街の上で』を公開した今泉力哉。
『かそけきサンカヨウ』は、10月15日より全国公開される。
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