10月29日より全国で公開『モーリタニアン 黒塗りの記録』 (C)2020 EROS INTERNATIONAL, PLC. ALL RIGHTS RESERVED.
10月29日より全国で公開『モーリタニアン 黒塗りの記録』 (C)2020 EROS INTERNATIONAL, PLC. ALL RIGHTS RESERVED.

10・29公開『モーリタニアン 黒塗りの記録』本編映像解禁

第78回ゴールデングローブ賞にて俳優部門2部門のノミネートを果たし、ジョディ・フォスターやベネディクト・カンバーバッチ、タハール・ラヒムらの実力派が共演した話題作、『モーリタニアン 黒塗りの記録』が10月29日より、全国で公開される。

この度、マーベルコミックスとDCコミックス夢の競演ともいえる、アメコミファン垂涎の顔合わせが実現した本編映像が公開された(https://www.youtube.com/watch?v=S5X6xqKsqZE)。

その顔合わせとは『ドクター・ストレンジ』(16年)と『シャザム!』(19年)。しかも映像を隅々まで確認すると、2大ヒーローの共演を祝福するかのような遊び心たっぷりのオマージュ演出を発見することができるものとなっている。

この映像では、モハメドゥ(タハール・ラヒム)の起訴に燃える米軍中佐スチュアート(ベネディクト・カンバーバッチ)が、訓練生時代の同期でモハメドゥを取り調べたことのあるニール・バックランド(ザッカリー・リーヴァイ)とビリヤードに興じる場面。

一見すると友人との憩いの時間のようにも思えるが、スチュアートはモハメドゥに関する情報を入手しようとさりげなくニールに探りを入れる。なぜならば、グアナンタナモ収容所での情報は不可解なことに機密扱いとなっており、米政府側であるはずのスチュアートにも詳細がなかなか明らかにされないからだ。

焦りの色を見せるスチュアートに、ニールは「MFR」なるものの存在を明かす。MFRとは記録用覚書のことで、尋問方法から証言内容まですべてが記されている重要書類なのだという。それこそがモハメドゥを起訴する際の大きなヒントになると直感したスチュアートはMFRの入手方法を尋ねるが、ニールはすぐさまこう告げる。「渡すとなるとスパイ法違反になる」と……。

スチュアートはモハメドゥ極刑を望む米政府からの依頼で起訴への準備を進めている。それなのになぜ米政府は曖昧な情報しか流さないのか……。そこには世界を震撼させる不都合な真実が隠されていた。

10月29日より全国で公開『モーリタニアン 黒塗りの記録』 (C)2020 EROS INTERNATIONAL, PLC. ALL RIGHTS RESERVED.

マニアをニヤッとさせる粋なオマージュ演出も!

ニールを演じるのは、DCコミックス原作の映画『シャザム!』でスーパーヒーローのシャザムに扮したザッカリー・リーヴァイ。かたやカンバーバッチは、マーベル・コミックス原作の映画『ドクター・ストレンジ』の主人公ドクター・ストレンジとしておなじみだ。

そんな2大コミックスの2大ヒーローの貴重な2ショットを祝福するかのように、映像の冒頭ショットには、『シャザム!』内で重要なアイテムとなる“マジック8ボール”を彷彿とさせる8の数字が書かれたビリヤードボールがチラリとカメオ出演している。

社会派映画ながらも、アメコミファンをクスッとさせる粋な演出が盛り込まれた同作。ヒーローコスチュームを脱いだ2人のセリフのやり取りと静かなる駆け引きは興味深い。加えて、アメリカのネイティブな英語を勉強して完璧な発音を習得したカンバーバッチのイントネーションにも注目だ。

『モーリタニアン 黒塗りの記録』は10月29日より、全国で公開される。

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