出演俳優が森に迷い捜索…ホラー映画『クライモリ』の過酷なロケ明らかに
#アラン・B・マッケルロイ#エマ・デュモン#クライモリ#スティーヴン・キング#ディラン・マクティー#マイク・P・ネルソン#ホラー#メイキング
キャストの不安な表情がリアルに撮れたと監督はご満悦
スティーヴン・キングも絶賛した2003年公開のホラー映画『クライモリ』の脚本家アラン・B・マッケルロイが再び参加し、『バイオハザード』シリーズの製作陣によるシリーズ最新ホラー『クライモリ』が10月15日より公開される。このたび、メイキング映像が公開された。
この度公開されたのは、『クライモリ』シリーズで一貫して舞台となるアパラチア自然歩道を行く森でのメイキング映像。森自体の雰囲気も相まって、恐怖の森を撮影するにはもってこいのロケーションだ。
マイク・P・ネルソン監督が「自分にとってすごく重要だったのは、映画の舞台となる場所で実際に撮影することだ」と映像でも語るとおり、本作品ではほとんどのシーンをこの森で撮影。
そのため、急斜面や細い尾根を伝っての撮影にスタッフもキャストも大変な苦労をしたほか、天気の変化にも対応しなければならなかった。
ミラを演じたエマ・デュモンも「本当に壮大で目を見張るような冒険のシーンになった」と語るほど、アパラチア山脈の麓に位置するこの森には巨大な岩石群があり、洞窟も隠されていて突然滝が現れるような場所もあったことが映像からうかがえる。
上り坂を30km歩く日が続いたり、夜は全く照明がなく足下もおぼつかないなど、危険と隣り合わせだった。
アダムを演じたディラン・マクティーは、「実際に何度か迷ってしまって、俳優なのに現場で捜索された」と、ビックリするような裏話を披露。「僕自体は楽しかったけどね」と苦笑する。
もっとも、そんなありのままの自然を活用することによって、森に足を踏み入れた若者たちの不安な気持ちがリアルに表現されているとネルソン監督も振り返る。
森の中の撮影に備え撮影機材を軽量化し、ハンディで撮影したとのエピソードも披露され、「作品にスピード感を出せた」という怪我の功名を語るシーンもある。しかし総じて大変な撮影だったことはこのメイキング映像から十分感じられる。
好奇心から道を外れた若者たちが囚われの身に…
本作品の舞台は、バージニア州の小さな町レンウッド。主人公のジェンは、友人5人とともにアパラチア山脈の自然歩道でキャンプを楽しんでいたが、好奇心からコースを外れて森の奥に入っていき、迷子になる。仲間内で言い争いになりかけたその時、突如山の上から転がり落ちてきた大木に1人が頭を潰されて犠牲に。気がつけば周囲は罠だらけで、彼らは“森”に囚われてしまったのだ。6週間後、消息を絶ったジェンを探しに父親スコットがレンウッドにやってくる。そこで彼が見たものとは……。
『クライモリ』は10月15日より公開される。
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