納屋の母ブタが主人公のドキュメンタリー「母なる自然への思いやりにあふれている」
#GUNDA/グンダ#アリ・アスター#アルフォンソ・キュアロン#アレクサンドル・ソクーロフ#ヴィクトル・コサコフスキー#エイミー・バーグ#エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ#ガス・ヴァン・サント#ドキュメンタリー#ポール・トーマス・アンダーソン#ホアキン・フェニックス
無限の宇宙を感じさせるドキュメンタリー『GUNDA』予告編
ホアキン・フェニックスがエグゼクティブ・プロデューサーを務め、革新的なドキュメンタリー作家ヴィクトル・コサコフスキーが監督したドキュメンタリー映画『GUNDA/グンダ』が、12月10日に公開される。このたび、ビジュアルと予告編が公開された。
公開されたビジュアルは、やんちゃな子ブタと慈愛に満ちた表情の母ブタの横顔が大きくあしらわれている。
ビビットイエローの背景には、母ブタの名であり映画タイトルの「GUNDA」の文字と共に果てしない宇宙空間が広がる。「無限の宇宙がすぐそこにある」というキャッチコピーや「驚くほど美しい、納屋から生まれたアート作品」というレビューは、普段誰も気に留めないような農場の一角が、際限なきイマジネーションによって、非日常的な“無限の宇宙”に変わる体験を予感させる。
予告編は、納屋で眠るGUNDAの姿から始まる。
その背中から、小さな子ブタが転げ落ち、10匹を超える子ブタがGUNDAの乳を飲むシーンを経て、動画の舞台は屋外へ。
一本脚で力強く地面を踏み締めるニワトリや、大地を駆け抜けるウシの群れなど、全編にわたり、音楽なし、ナレーションなし、モノクロームの映像で構成された異色のドキュメンタリーは、迫力の立体音響と驚異のカメラワークで捉えられた力強い映像が印象的だ。
この映像に、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・トーマス・アンダーソンからの「驚くべき映像と音響。本質だけが露になり、どっぷりと浸かるような映像体験が待ち受ける。映画以上の、まるで妙薬のようだ」といったコメントや、『ROMA/ローマ』のアルフォンソ・キュアロンの「この映画に言語は必要ない。荘厳で親密なポートレートを通して、存在の神秘と力を体験するよう誘う」といったコメントの断片、さらには、『ミッドサマー』のアリ・アスター監督の「鮮やかなマジックによって、日常的な瞬間が神話的でまったく奇妙なものになる」といったコメントの断片が、畳み掛けるように映し出され、大いに期待が膨らむ予告編となっている(https://youtu.be/mmInNEH1GRA)。
家族の暮らしの自然で映画的なポートレートだ
映像に登場するもののほかにも、多くの賞賛コメントが寄せられている。
ガス・ヴァン・サント(『エレファント』)は、「一匹の豚とその家族の暮らしについての、自然で親密で映画的なポートレート。完璧に仕上げられていて、なんとも美しい」と、モノクロ写真が持つ美しさと重ね合わせる。
アレクサンドル・ソクーロフ(『エルミタージュ幻想』)も、「ヴィクトル・コサコフスキー監督は、ノーベル賞に値する唯一の映画監督だ」と絶賛。
エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ(『フリーソロ』)は、「崇高な芸術作品であり、人類が生み出した作品として驚くほど革新的だ」とその芸術性を讃えた。
エイミー・バーグ(『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』)は、「感動的な体験が忘れられない。この映画の言語は、母なる自然への思いやりに溢れていて、並外れている」と映画言語について思いを思いを致すコメントを残した。
『GUNDA/グンダ』は、12月10日に公開される。
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