トランスジェンダー＆シスジェンダーの愛は実現する？『フタリノセカイ』ポスタービジュアル解禁

#フタリノセカイ #映画 #坂東龍汰 #片山友希 2021.10.18

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片山友希と坂東龍汰がW主演を務める新作映画『フタリノセカイ』のポスタービジュアルおよび場面写真が解禁された。

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結婚できない、子供もできない2人の10年描く

本作は、トランスジェンダーとして葛藤する彼とその彼女（シスジェンダー）の2人の10年間の軌跡を描いたラブストーリー。ソウル国際プライド映画祭2021（11月4日～10日開催）のコンペティションの一部門「Asia Pride Section」への出品も決定している。

出会った時から互いに惹かれあった、シスジェンダーのユイとトランスジェンダーの真也。恋愛し、いずれ結婚して家族をつくり、共に人生を歩んでいきたいという願いを持つ2人がその願いを叶えるには、クリアしなくてはならない現実があった。時にすれ違い、別々の道を歩むが再び出会った2人。愛を確かめあい、ある決断をする…、というストーリーが展開される。

監督・脚本を務めたのは飯塚花笑（いいづか・かしょう）。自身もトランスジェンダーである飯塚は、ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2011にて自伝的作品『僕らの未来』で審査員特別賞を受賞。国内外で高い評価を受けた。以降も飯塚だからこそ描き出せる世界観で映画制作を続けている。

ユイを演じるのは、映画『茜色に焼かれる』（21年）などに出演した片山友希。ユイは、トランスジェンダーの彼に対し様々な葛藤に揺れつつも、一緒に生き、支えていくことを選択する。

真也を演じるのは『弱虫ペダル』（20年）、『スパイの妻』（20年）の坂東龍汰。真也は、子どもの頃から違和感に感じていた自身の性に対し、向き合い、自分らしく生きていこうとしている役どころだ。

今回の一報にあわせて片山は「撮影当時の私は22歳で愛とはなにか分かりませんでした。人を思うことの難しさや自分の気持ちだけではどうにもならないこと。悩んで考えて少しずつ進むの繰り返しです。自分の感情を素直に受け入れるのも簡単じゃないと知りました。人に優しくするのは当たり前で人にしてもらって当たり前な事なんてないんだと思いました」とコメント。

坂東は「今回この役のお話をいただいた時は正直驚きました、自分に演じられるのか不安もありました。しかし飯塚監督と何度も役について話し合い深めていくことにより真也という役を演じることが楽しみになりました。トランジェンダーとして色々な葛藤と戦う真也、それを支えるユイのフタリの究極の愛を描いた作品になっています。僕自身初めての挑戦がたくさんあった現場でしたが、ユイ役の片山友希さんに助けられながら丁寧に演じられたと思います」と語っている。

『フタリノセカイ』は2022年1月14日より全国公開。

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