東京オリンピック開催を翌年に控えた1963年の横浜を舞台に、高校生男女の青春を描いたスタジオジブリの最新作『コクリコ坂から』。この映画が7月16日より公開となり、TOHOシネマズ スカラ座で行われた初日舞台挨拶に長澤まさみ、岡田准一、石田ゆり子、柊瑠美、内藤剛志、風間俊介、香川照之と、主題歌を担当する手嶌葵、宮崎吾朗監督が登壇した。
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キャスト登壇前に、まずは手嶌が主題歌「さよならの夏〜コクリコ坂から〜」を披露。その後、手嶌の降壇と入れ替わるようにキャストが全員登壇。……かと思いきや、長澤が1人だけで登壇し、たどたどしい口調で「鈴木プロデューサーに任命されまして、本日の司会進行をつとめることになりました!」と発表。進行台本を片手に「それでは皆様にご登場していただきたいと思います」と初々しい声で呼び込むと、キャスト一同が壇上に登った。
初めに岡田が「今日は長澤さんの緊張が伝わって(笑)」と早速の突っ込み。続けて収録時を振り返り「自分は“風間俊”役だが、現場に行ったら“風間俊介”くんがいて(笑)ややこしいと思った。『風間くん』って監督が言うと、両方『はい!』となって、『どっちの風間ですか?』となったのを覚えています」と話した。
長澤はそれを受け「それでは続いて、風間俊“介”さん、お願いします(笑)」と振ると、風間も「水沼史郎役の風間俊“介”です(笑)」と“介”を強調して自己紹介。大のジブリファンだという風間は「『もののけ姫』のサン(の声を演じた石田)と『千と千尋の神隠し』の千尋(の声を演じた柊)がいるということで、すごくテンションが上がってます」と興奮気味に話した。
続いて長澤は、香川を「徳丸理事長役のアンジェリーナ・ジョリーさん、お願いします」と紹介。香川も「どうも、アンジェリーナ・ジョリーです」と言い、観客は大爆笑。
香川はその真相について「長澤さんがどうしても僕のことを『アンジェリーナ・ジョリー』と呼びたいと(笑)。僕は、やめてくれと土下座して頼んだのですが(笑)」と説明すると、長澤は首を懸命に横に振る動作。岡田からも「全く逆。どうしても呼んでくれとお願いしてた」と突っ込みが入り、長澤が司会なのをいいことに香川が悪ノリしていたことが判明。しかし香川の勢いは止まらず「今日はいっぱいおしゃべりして大変ですね。やっぱギャラは別なんですか?」と尋ねると再び会場は笑いに包まれた。
その後、映画に絡めて「高校時代の青春エピソードは?」と長澤が質問。石田は「当時は携帯電話がなく、男の子から電話がかかってきても父親が出るともう終わりだった」と返答。しかし、長澤はスタッフが出すカンペを見て残り時間を気にしたのか、「切ない気持ちになりました」と短めにコメントし、そそくさと柊に振る。柊は「行事が盛んな学校で、応援団やチアリーダーにもオーディションがあって、厳しい練習に耐えて泣きながら頑張った」と話すと、これに対しても「青春に生きていたんですね」とあっさりと受け流すと、「巻き過ぎだろ!(笑)」と香川から突っ込みが入り、笑いが起こっていた。
ただし、内藤が披露した「大阪の高校を出てすぐに代々木ゼミナールに入って。そしたら綺麗な人がいたので、せっかく東京に来たし、どうにかしないとと思い口説いた。その人が今の奥さんです」というエピソードには「素敵すぎます!」と感激している様子だった。
その後も長澤はいっぱいいっぱいながらもキャストに温かく見守られながら進行し、無事に初MCを終了。今までのイメージとはちょっと違うお茶目な一面を見せ、すっかり和やかな空気になった会場を後にした。
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